2025/09/18


当別町(北海道)へ甲冑寄贈

 歴史的資源活用の〝伊達なまちづくり〟を応援しようと、大崎市は13日、姉妹都市・北海道当別町に甲冑3領を寄贈した。町は通年で試着体験会を催し、観光誘客につなげたい構え。岩出山伊達家と家臣団が戊辰戦争後、新天地を求めて北海道へ移住し、当別開拓に尽力した歴史に基づく両者の縁。寄贈は入植後155年、合併前の旧岩出山町時代から続く姉妹都市提携25周年に伴う記念事業という。スコーレハウス(同市岩出山)で贈呈式があり、伊藤康志大崎市長は「甲冑は姉妹都市の契りを継続していく証し。地域おこしに活用を」とあいさつ。後藤正洋当別町長は「今後も歴史と伝統に根ざした取り組みを重ね、相乗効果を発揮させたい」と謝辞を述べた。

にぎわった全国こけし祭り

 「第70回全国こけし祭り」は6、7の両日、大崎市鳴子温泉の旧鳴子小体育館を主会場に開かれた。国内外から多くの愛好家が集い、工人との会話を楽しみながらお気に入りの作品を買い求めた。鳴子系こけしのふるさと鳴子温泉で、戦後間もない1948年に始まった伝統こけしの祭典。絵付け体験や工人による制作実演など、こけし尽くしの2日間に泊まり込みで参加する人も少なくない。

基準地価 上昇 仙台圏に集中

 県は16日、土地取引価格の指標となる地価調査(7月1日現在)の結果を公表した。県全体の平均変動率(全用途)は1・8%で、13年連続で上昇したが、上昇率は2年連続で縮小した。例年同様、上昇地点が仙台市と周辺市町村に集中する一方、大崎地方で上昇したのは大崎市古川だけ。古川と市内他地域、仙台圏と県内他市町でそれぞれ二極化が一層広がった。

 

県北部勢 8強の壁厚く

 第78回秋季東北地区高校野球県大会は4日目の16日、仙台市民球場などで3回戦6試合を行った。古川学園は今夏甲子園に出場した仙台育英に2-15の八回コールド負けを喫し、大崎中央は延長十回の末、東北学院に2-3で惜敗、8強入りを逃した。県北部勢は全て姿を消した。