2025/09/15


星空や宇宙に関心

 大崎市古川清滝地区で10日、「清滝と宇宙をつなぐ」と題した天体教室が開かれた。参加した小中学生は、天体望遠鏡をのぞいたりして星空への関心を高めた。子どもたちが主体的に考え行動する力を育もうと、市教委が地域などと連携して行っているチャレンジdayの一環で、同地区公民館が企画。市内の天体ボランティア佐々木茂さん(72)が講師を務めた。同館で開かれた教室で佐々木さんは、同館からロケットに乗って宇宙旅行に出掛けるイメージで製作したスライドを使い、「月の模様を見て日本はウサギを想像するけれど、国によってロバやライオンなどさまざま」「アンドロメダ銀河は、1兆個の星でできている」などと説明。その後、佐々木さんの観測所へ移動。曇り空で、星空観察にはあいにくのコンディションだったが、子どもたちは秘密基地のような観測所で天体望遠鏡や双眼鏡をのぞき、ずっと遠くに見える木々の葉を見つけ大歓声。

本社杯家庭バレー大会

 第22回大崎タイムス社杯家庭バレーボール大会(大崎タイムス社主催、大崎市古川家庭バレーボール協会主管、古川体育協会後援)は7日、2部門計18チームがタカカツアリーナ大崎(市古川総合体育館、同市古川)で熱戦を繰り広げた。試合球の異なるゴムボール、ビニールボール両部門とも8人制の男女混合で、男子のみ常時出場可能人数(上限4人)がある。ゴムボールの部は1セット15点、ビニールボールは同11点のラリーポイント制3セットマッチ。ゴムボールの部は総当たり戦上位2チームで決勝を行い、ビニールボールの部は三つのブロック総当たり戦後、成績に応じた組み合わせの決勝トーナメントで王座を決めた。

「質問力」向上目指す

 実り多き一般質問へ-。大崎市議会の議員研修会が1日、市役所であり、参加議員たちは民意を代弁する「質問力」向上に取り組んだ。「議員一人のものにしない一般質問」が狙い。9月定例会で一般質問する事前通告者が質問事項についてプレゼンを行い、講師の土山希美枝・法政大法学部教授(政治学)も交えて意見交換した。市執行部に正しく意図を伝え、趣旨に沿う答弁を引き出すため、論点ずれの有無や、個人的な意見や根拠なき批判になっていないかどうかも精査していった。

 

宮城誠真短大 古川学園高と連携協定

 宮城誠真短大は12日、古川学園高と高大連携事業に関する協定を締結した。出張講義や課外活動などを通して学生と生徒の交流を深め、学びの質向上を図るのが目的。宮城誠真短大が高大連携協定を結ぶのは、大崎中央高、東北高に次いで3校目。連携内容は、大学教員や学生による出張講義、オープンキャンパスや進学相談会への参加、社会貢献活動や課外活動における交流など8項目。同短大としては入学生を確保し、地域で活躍する保育者の育成、人手不足解消につなげる狙いもある。

 

県少年新人野球大会制す

 大崎市古川を拠点にする中学軟式野球クラブ「大崎西部ベースボールクラブ」が、県野球連盟主催の第23回県少年新人軟式野球大会(8月30~31日、亘理町)で優勝した。部活動の地域移行を受けて創設された2年目の若いチームで、初の全国大会へ意欲を燃やしている。同クラブは、少年野球チーム「大崎ジュニアドラゴン」の中等部構想で始まった。現在、ジュニアドラゴンのほか、古小タイガース、沼部イーグルスなど大崎地方の少年野球チームを卒団した中学1、2年26人で構成。これまで、全日本少年軟式野球県大会優勝、県内で初めて中学校総合体育大会野球競技にクラブチームとして出場するなど躍進している。

 

図鑑や絵本11冊寄贈

 読書を心の栄養にしてもらおうと、生命保険協会宮城県協会(仙台市青葉区)は11日、大崎市古川城西のわかば第三保育園に図鑑や絵本11冊を寄贈した。絵本の寄贈は、東日本大震災の復興支援として、2012年に沿岸部から始まった社会貢献活動。現在は県内各自治体から推薦された保育園や幼稚園、認定こども園に、職員からリクエストされた本を1カ所当たり2万円分、協会員が直接届けている。財源は協会に所属する保険会社の社員約6000人の募金で、本年度は15か所に213冊を贈った。