東北の高校生力士熱戦

県産黒毛和牛の改良や飼養技術の成果を競う「県総合畜産共進会」(県畜産協会主催)肉用牛の部が5、6の両日、美里町のみやぎ総合家畜市場で開かれた。出品されたのは、県内各地区から選抜された延べ66頭。最高賞に次ぐ農林水産省畜産局長賞・県議会議長賞に大崎市田尻字町の後上藤三さん(40)が2年連続で入るなど県北部勢が上位を独占した。
模型作りが若さの秘訣

大崎市古川稲葉一丁目、平澤孝さん(87)は、建築物や自衛隊護衛艦の模型作りが日課となっている。模型作りは認知症の予防を目的に始めたもので、細やかな技術を駆使し、1日3~4時間を費やす。大き過ぎて置き場所に困り解体した作品もあるが、「子どもたちや地域の皆さんに見ていただき、関心があれば差し上げたい」とも話している。
「内川」「南原穴堰」保全へ
世界かんがい施設遺産「内川」(大崎市岩出山)、「南原穴堰」(同市鳴子温泉)を守り伝えようと、地元4ロータリークラブ(RC)は8日、環境保全活動に取り組む3団体へ刈払機、チェーンソーなどの資機材を寄贈した。社会奉仕団体の国際ロータリー第2520地区第6分区大崎ゾーン所属4クラブ(古川東RC、古川RC、岩出山RC、加美RC)合同での取り組み。大崎土地改良区、内川・ふるさと保全隊、南原穴堰水利組合を寄贈先とし、それぞれ意向に沿う資機材を選んだ。
秋季高校野球 県大会12日開幕
「第78回秋季東北地区高校野球県大会」(県高野連主催)は12日、仙台市民球場などで開幕する。県内4地区の一次、二次予選を勝ち抜いた34チームがトーナメント戦で優勝を目指す。上位3校は来春の選抜高校野球大会(センバツ)出場の参考資料となる東北大会(10月9~15日、岩手県)に出場する。各地区の出場チーム数は、北部7、東部9、中部10、南部8。県北部からは古川学園、古川工、大崎中央、加美農、佐沼の5チームが挑む。
化女沼のベンチ修繕
大崎市と加美郡の工務店8社でつくる正建会は7日、同市古川の化女沼で、設置されているベンチを修繕するボランティア活動を行った。2002年に発足した同会は、鳴子峡遊歩道の清掃や小中学校へのベンチ寄贈といった地域貢献を行っている。この日の活動もその一環。ラムサール条約湿地で、市民の憩いの場でもある化女沼には、ダム湖周辺の遊歩道や自由広場にベンチが設置されている。しかし、長年風雨にさらされたことで老朽化し、中には使用禁止となっているものもあったことから修繕を引き受けた。この日は会員6人が参加。ささくれ立ったり、こけむしたりした古い木板を手早く外し、保護塗料を染み込ませた長さ1・8㍍のヒノキ材にねじ穴を開けて取り付けた。雨上がりで蒸し暑い中だったが、作業は手慣れたもの。7基のベンチを40分ほどで修理した。
老眼鏡の引換券寄贈
敬老の日(15日)を前に9日、メガネの相沢(仙台市)は大崎市に老眼鏡20個分の引換券を贈った。市側は民生委員を通じて〝視生活〟で悩む市内の高齢者へ配布する構え。市役所で贈呈式があり、古川中里店の石垣成店長が伊藤康志市長に目録を手渡した=写真=。市内初出店(1970年、旧古川市時代)以来、敬老の日に合わせて毎年寄贈している。
ぬくもりあふれる200点
書面に絵を添えた「絵手紙」の展示会が大崎市鹿島台平渡の鹿島台郵便局ホールで開かれている。出展者は、地元住民らでつくる「絵手紙ぼらんてぃあ華の会」。旬の花や果実を描いたぬくもりあふれる絵手紙や米袋が、訪れた人を和ませている。19日まで。会員たちは同郵便局で月1回、講師の松原律子さん(93)=美里町大柳=の指導を受け、1人2~3枚の絵手紙を画仙紙に描いている。絵手紙は、市社会福祉協議会を通じて鹿島台地域の1人暮らし高齢者(80歳以上)世帯に郵送され、安否確認に活用されている。
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