2025/08/30


延べ利用者1万人達成

 大崎市松山地域の地域内公共交通(予約型乗り合いタクシー)「コスモス号」の累計利用者数が7月15日、延べ1万人に達した。運行開始から約12年での達成。松山地域内公共交通運営委員会は今月28日、1万人目の利用者を表彰し、節目を祝った。コスモス号は2013年10月に運行開始。地域の婦人団体や行政区長会、まちづくり協議会の代表らでつくる運営委員会が運営を担っている。行き先は松山地域全域のほか、通院や買い物での利用希望が多い同市鹿島台地域と美里町小牛田地域もある。1万人目の利用者は、松山金谷の小瀬川惠子さん(87)。夫(87) が高齢化で送迎が難しくなったことから、5年ほど前から月2回、通院に利用している。記念式がこの日、松山公民館で開かれ、運営委の小関裕子会長(76)=松山婦人団体連絡協議会長=が表彰状を小瀬川さんに贈り、ともにくす玉を割って大台達成を祝った。

「ずんだ」の可能性広げる

 宮城の特産品、ずんだを使った新作料理を味わう「ずんだ新味新作賞味会」が28日、大崎市鳴子温泉の元祖うなぎ湯の宿ゆさやで開かれた。市内外から集まった参加者は、甘くないずんだ料理の数々に舌鼓を打った。世界農業遺産「大崎耕土」が育んだ枝豆から作られたずんだの可能性を広げようと、同賞味会代表で野菜ソムリエ上級プロの星昭一さんが2019年からコロナ禍期間を除き毎年開催。星さんは23年度みやぎ食育表彰で奨励賞に選ばれた「西古川ずんだシスターズ」の顧問も務めている。この日提供されたのは、彩り野菜のずんだビネグレット、ずんだスープ、豆乳グラタン、かぶら蒸しずんだ餡、豆乳鍋など10品。農林水産省認定「地産地消の仕事人」で同旅館料理長の矢内信孝さんが、福原代表が生産した枝豆「湯上がり娘」を使い、ビーガンやハラールを意識した精進料理として開発した。

現道拡幅し4車線化

 大崎市古川荒谷から栗原市高清水豊田までの国道4号4車線拡幅に伴う県の大崎広域都市計画変更案について、28日、大崎市役所で住民説明会が開かれた。東北地方整備局仙台河川国道事務所は4車線化の手法について、バイパスではなく現道を改良し拡幅する方針を示した。現道を改良する案は、ことし2月に開かれた有識者らによる計画段階評価で、交通安全の確保や自然環境への配慮、事業費などの面からバイパス案より優れていると判断され、インターネットで資料を公表している。住民へ直接説明を行ったのは今回が初めて。同事務所によると、工事区間は延長約5㌔、幅員は標準部で25・25㍍(歩道を含む)。同区間は東北道が通行止めになると交通が集中することや、死傷事故率が高い交差点や区間があることなどを4車線化の理由とした。

 

人材確保へ事業計画

 大崎市地域雇用創造協議会の本年度総会が28日、同市古川の「ふるさとプラザ」で開かれ、会長に伊藤康志市長を再選したほか、本年度事業として企業、求職者向けのセミナーを開催することなどを決めた。同協議会は、地域からの人材流出や人口減少で企業の人材確保が厳しくなっていることを背景に、雇用確保、拡大を図ろうと昨年8月、厚生労働省の採択を受け、市、県北部地方振興事務所、古川商工会議所など8団体が会員となり発足。厚労省の委託を受け事業を展開している。総会には会員の代表者ら8人が出席。昨年度決算案、本年度事業計画案など5議案を原案通り承認した。同協議会は「事業所の魅力向上、事業拡大」「人材育成」「就職促進」の3項目で事業を展開しており、本年度は合計23事業を行う。魅力ある職場づくりに向けたセミナー、市内への就職希望者と企業とのマッチングなどに加え、新たにロボット導入支援、事務の共同運用の検討などに取り組む。

 

声楽部門で全国大会へ

 大崎市古川第五小6年の永沼ほたるさん(12)が、「第49回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール」声楽部門小学生高学年の部本選(7月22日、イズミティ21)を通過し、9月に東京都清瀬市で開かれる全国大会への出場資格を得た。東京国際芸術協会主催の同コンクールは、音楽に対する意欲のある未就学児から大学生までが対象で、年2回開催。ピアノや弦・管楽器、作曲など8部門があり、昨年夏の47回から声楽部門に小学生低学年、同中学年、同高学年の部が新設された。小さい頃から歌が好きだったという永沼さんは4年生の頃、本格的に歌を習おうと古川の音楽教室ハーモニーフォレストに入門。当初は童謡やポップスなどを歌い、その年の「カワイうたのコンクール」で優良賞を受賞し自信を深めた。「新しいジャンルに挑戦したい」と、ことし4月に声楽を始めた。腹から声を出す歌唱法などに当初は難しさを感じていたというが、練習を重ねて高音を出せるようになった。全国大会では本選でも歌ったラテン語の曲「パニス・アンジェリクス」を選曲。

 

防災の知識いろいろ

 「備えよう!防災・減災講座」が27日、大崎市古川の柏崎行政集会所で開かれた。すごろくゲームを通して防災の知識を身に付ける内容で、参加者は普段あまり考えつかないポイントに感心しながら楽しく学んでいた。市西古川地区公民館が実施している講座で、市社会福祉協議会に講師を依頼。ゲームは災害発生前の日常からスタートし、駒が自宅の周り、避難所、災害ボランティアセンターの各ステージを経てゴールする。クイズに正解すると、水や毛布などのアイテム(防災グッズ)カードを獲得できる一方、思いがけない出来事を記したイベントカードもあり、「水道の水が出ない」のイベントカードを引いても、水のアイテムカードを持っていれば切り抜けられる。おもちゃのアイテムカードに「何に使うの」の声が上がった後、避難所の子どもたちに喜ばれると知り、納得する場面もあった。