2025/08/29


水管理「大崎耕土」に学ぶ

 アフリカ東部と南部合わせて5カ国の視察団が26、27の両日、大崎市を訪れた。各国とも洪水と干ばつが深刻な課題になっていて、それらの監視と予測、警報のための科学技術を学び、システム開発につなげるための基礎的能力の強化を図るのが狙い。大崎地方で長年受け継がれている水害、渇水対策について学んだ。国連の国際金融機関「世界銀行」による5カ国の洪水・干ばつ対策プログラムの一環。南スーダンやマラウイ、コモロなどの13人のほか、世界銀行、ユネスコ後援機関「水災害・リスクマネジメントセンター」の職員を含む25人が25日に来日し、埼玉県で利根川改修の歴史などを学習した。続いて先進事例の一つとして世界農業遺産に認定されている「大崎耕土」を訪問。市役所で、大崎市世界農業遺産推進監の安部祐輝さんが大崎耕土の概要と保全活用の取り組みを紹介した。

美しい「空」いっぱい

 大崎市古川を拠点に活動している写真愛好家グループ「写団みちのく」の第30回写真展が27日から、市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。季節や時間で変化する美しさが魅力の「空」をテーマにした作品などがずらりと並び、訪れた人たちは息をのむ美しさに引き込まれていた。31日まで。写団みちのくは1993年に結成。写真展は1年間の活動成果を発表するとともに、さらなる技術向上に意欲を高める場として、結成当初からコロナ禍を除き毎年開いている。節目の開催となった今回は約80点を展示。テーマの「空」では多くの会員が虹や雲、朝焼けを撮影。発色が思い通りにいかない点が難しさであり、面白さでもあるという。

「マイナ救急」導入へ

 大崎広域消防本部は10月1日から、全国的な取り組み「マイナ救急」の実証事業を行う。119番通報時、救急隊が傷病者の同意のもと読み取り端末で医療情報を閲覧、業務に生かす。来年3月末まで。全国一斉導入を目指す総務省消防庁による実証事業で、本年度は720消防本部が対象。主な傷病者側のメリットは▽意識のない傷病者、付き添いの家族らでも既往歴など情報伝達が可能▽搬送先選択の円滑化と適切な応急処置▽正確な情報に基づく医療機関の受け入れ態勢確立-など。

 

復旧や人命救助に対応

 鳴子署と大崎市鳴子温泉地域の建設業者でつくる鳴子建友会は27日、「災害発生時における応急対策の協力に関する協定」を結んだ。災害が起きた際、同会が復旧や人命救助などに協力する内容で、協定締結後、土砂崩れを想定した合同訓練も行った。協定は、大規模災害などの発生時、警察、消防、自衛隊が迅速に対応できるよう同会が緊急通路を確保するほか、同署と協力して被災者救援に当たるもの。必要な場合は物資を輸送したり、重機、車両を提供したりする。

 

古川学園 県大会へ

 第78回秋季東北地区高校野球県大会の一次予選および二次予選1回戦が27日、大崎市鹿島台中央野球場など4球場で行われた。一次予選に臨んだ古川学園は仙台高専名取に六回コールドで完勝し、県大会出場を決めた。一次予選で敗れて二次予選に回った加美農と5校連合(黒川、古川黎明、中新田、迫桜、岩ヶ崎)はトーナメント1回戦に勝利し、2回戦に駒を進めた。加美農と5校連合は30日、鹿島台中央野球場で行われる2回戦で対戦し、勝ったチームが県大会への出場権を得る。