2025/07/25


〝大崎耕土の料理〟競う

 世界農業遺産「大崎耕土」の食材を使ったレシピを競う「第3回おおさきフードチャレンジ!」は20日、大崎市地域交流センター・あすもで最終審査が行われ、応募者自ら腕を振るった自慢の料理が審査員を感動させた。その結果、食育部門は同市鳴子温泉の伊藤沙織さん(38)、美結さん(10)=鳴子小中5年=親子が2年連続で最優秀賞に輝いた。地元料理人らでつくる「おおさき楽友会」(矢内信孝会長)が主催。今回は小学生とその保護者向け「食育」と、中学生以上のコンビ向け「おもてなし」両部門に合わせて73組の応募があり、書類選考を通過した6組がこの日、キッチンで実際に調理した。味や盛り付けはもちろん、チームワークも評価の対象。親子仲睦まじく調理に励む姿や、息の合った連係プレーでてきぱきと料理を作る様子を、伊藤康志市長ら審査員6人が観察。出来上がった料理を実食し、採点した。

生徒の感性光る95点

 古川学園中高の「美術作品展」が、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。生徒の感性が光る絵画や立体作品95点が披露されており、訪れた人たちの目を引いている。28日まで。同高校美術部(部員数24人)が主催。会場設営やポスター、パンフレットの作製も部員たちが行い、美術展としての完成度を年々高めている。部員による水彩画、アクリル画、油絵のほか、NHKてれまさむねで紹介されたオブジェ「クリスマス×やっぺぇ」など立体作品も展示。中高の生徒が授業や講座などで制作した点描やレタリングも並ぶ。

古川まつりで踊り披露

 「おおさき古川まつり」の「古川おどり」(8月3日)に参加する大崎市立おおさき日本語学校の学生が18日、同校で踊りの練習を行った。当日は浴衣姿で踊りを披露し、多文化共生をアピールする。「古川おどり」に参加する学生は14人。この日は、古川まつりを主催する大崎市古川地域イベント連絡協議会の副会長で、日本舞踊教室を主宰する水木歌亮さんが訪れ、指導した。学生たちは手の振り、足の動きなど一連の流れを、水木さんが示す見本を見て頭に入れた後、「古川音頭」などの曲に合わせ、輪になって踊りを繰り返し練習した。衣装については、希望を聞いたところ浴衣を着たいという学生が多かったため、学校側で手配することにした。

 

男女共同参画推進へ

 大崎市男女共同参画推進審議会は15日、本年度初会合を開き、市が取り組む「第4次市男女共同参画推進基本計画」関係事業の事業評価作業に着手した。菅原真枝会長(東北学院大地域総合学部教授)ら学識経験者と市民代表、各種団体代表の計15人で構成。伊藤康志市長から諮問を受けて▽男女共同参画の推進に関する意識啓発▽人権尊重や男女平等の意識を育てる教育環境充実▽DV被害者の安全確保▽ワーク・ライフ・バランス推進への各種支援制度普及▽外国人の社会活動参加支援-など対象27事業の内容と進捗状況について評価し、10月上旬の答申を目指す。

 

事件事故の死者ら悼む

 鳴子署は22日、事件や事故で亡くなった犠牲者の慰霊祭を同署霊安室前で開き、管内で不慮の死を遂げた人々を悼んだ。慰霊祭は毎年この時期に行っており、過去1年間に同署で検視、安置された物故者が対象。この日は幹部署員ら14人が参列し、宝照寺(大崎市鳴子温泉字野際)の酒匂本誠住職が読経する中、焼香して手を合わせた。菅原貴弘署長は哀悼の辞で、「治安の任に当たる私たちは、悲運な犠牲者が生じないことを念じながら、事件事故の未然防止と検挙、解決を推進し、安全安心な地域社会の実現に向けて取り組みを進める」と誓った。