2025/07/20


それぞれの「古里」52点

 写真サークル「フォト'12」の第13回写真展が18日から、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。「ふるさと讃歌」のテーマに沿って会員が厳選した作品52点が、訪れる人たちの目を引いている。21日まで。栗原市高清水で始まった活動に、大崎市や加美町、仙台市の仲間が加わり、現在は70~90代の12人が所属。少年時代はピンホールカメラで遊び、大人になって現像機まで購入したメンバーもいる。粟野正弘さんが出展したのは、栗原市栗駒の文字地区で正藍冷染に取り組む千葉家4代目、正一さんを撮影した作品。青く輝く川の美しさとともに、疲労や仕上がりへの不安がにじむ表情も捉えており、「ストーリー性ある組み写真にしたかった。もっと技術を高め、伝統を記録したい」と話していた。

愛好者38人 盤上で熱戦

 第8回来楽里(きらり)記念囲碁大会が13日、大崎市図書館で開かれた。10代から90代まで幅広い年齢層の愛好者38人が参加し、真剣な面持ちで対局した。同大会は、「来楽里ホール」が愛称の市図書館落成を記念し、日本棋院大崎支部が2017年からほぼ毎年開催。この日はアマチュア6段以上(A)、同4・5段(B)、同3段以下(C)の3クラスに分かれ、1人4回戦うスイス方式で対戦した。Aクラスには、少年少女囲碁大会(29、30日、東京都千代田区)団体戦に宮城県代表として出場する仙台市第一中の水田沙菜さん、水田理穂さん、松宮穂高さんも出場。3人は1位、2位、3勝賞に入賞した。

高校生の就活スタート

 来春卒業する高校生の就職活動がスタートした。15日には「高校生のための合同企業説明会」が大崎市田尻総合体育館で開かれた。県北地域の高校3年生と教諭ら約300人が訪れ、採用を目指す地元企業の話に耳を傾けた。高校生の適切な職業選択に役立ててもらおうと、宮城労働局、古川公共職業安定所、県、大崎市が主催。会場には来春の採用を予定している製造や建設、販売、福祉施設などの企業55社がブースを開設した。各企業の担当者はパソコンや液晶テレビ、自社製品などを使って会社の特徴や待遇、入社後のフォロー体制などを説明。入社してからのキャリアアップや将来展望についても触れ、自分が働く姿が想像できるよう分かりやすく話していた。生徒たちは1人5社まで訪問することができることから、希望する企業のブースを訪れ熱心に耳を傾けていた。

 

投票終了時刻繰り上げ

 第27回参院選は20日、投票日を迎える。大崎地方では、5市町全てで投票終了時刻を公職選挙法の規定から1~2時間繰り上げる一方、投票開始時刻の繰り上げ、繰り下げはしない。県選管によると、18日午後8時までに期日前投票をした人は県全体で39万1252人に上り、前回参院選(2022年)の同時期を12万1977人上回った。大崎市は、11年県議選から投票終了時刻を鳴子温泉地域で2時間早い午後6時、それ以外の6地域(古川、松山、三本木、鹿島台、岩出山、田尻)で1時間早い同7時に変更。投票所数は67カ所で、前回から3減った。開票は同8時45分からタカカツアリーナ大崎(古川総合体育館)で行う。色麻、加美両町は2時間繰り上げて午後6時まで。涌谷、美里両町は1時間早い同7時まで。開票開始は涌谷が同8時半、他3町は同8時から。開票場所は色麻町農村環境改善センターと中新田体育館、涌谷町役場、美里町トレーニングセンター。

 

古川総合体育館 周辺の美化に汗

 大崎市シルバー人材センターは17日、ボランティアでタカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)の除草などを行い、体育館周辺の環境美化に努めた。毎年実施している恒例の活動で、今回は会員、同センター職員ら129人が参加。駐車場周囲や花壇に伸びた雑草を、草刈り機などを使って刈り取ったほか、植木の枝も切って整えた。

 

県中総体に初出場

 昨年3月に発足した大崎市内初の中学軟式野球クラブ「大崎西部ベースボールクラブ」は、第74回県中学校総合体育大会軟式野球競技(20~23日)に初出場する。工藤貴良人主将(古川南2年)は「準備は万端。メンバーそれぞれが自分の役割を果たし、勝ちに行く」と闘志を燃やしている。同クラブは、部活動の地域移行を受けて創設。当初は少年野球「大崎ジュニアドラゴン」の中等部という構想だったが、市のモデル事業として他チームのメンバーも加入。昨年8月にCBS中学軟式野球夏季全国大会に出場し、ことし6月には全日本少年軟式野球県大会で初出場初優勝を果たした。中総体は2回戦からの登場で、宮教大附属-しらかし台の勝者と21日、多賀城公園野球場で戦う。