デジタルで防災訓練

大崎市は、災害時における避難のタイミングや気象情報の収集方法などをスマートフォンで学ぶ「デジタル防災訓練」の運用を行っている。LINE(ライン)市公式アカウントのメインメニュー「防災・安全・安心」からアクセスし、体験することができる。市防災安全課は「地震や豪雨など、いざという場合のため防災力を高めてほしい」と活用を呼び掛けている。市は大規模地震などを想定した総合防災訓練を毎年実施し、独自に開催している地域もあるが、デジタルで手軽に多くの市民が訓練に参加できる環境も整えようと、防災安全課とデジタル戦略課の職員が内容を検討し、制作した。防災安全課は「デジタルで訓練メニューを提供している自治体は、県内では今のところ把握していない」という。
中学生に鹿島台音頭指導

大崎市鹿島台地域に40年以上にわたり伝わる「鹿島台音頭」について、地元の鹿島台連合婦人会が10日、鹿島台中で、1年生70人に踊り方を指導した。鹿島台音頭は、鹿島台地域の夏祭り「鹿島台わらじまつり」(8月14日)の出演者が主に踊り、祭りに花を添える。踊り手の中心となるのが同会で、生徒たちは自由参加となっている。同会による指導は2年前に始まり、ことしは浴衣を羽織った会員6人がうちわを手に振り付けなどの手本を見せた。生徒たちも初めはぎこちない動きを見せたが、見よう見まねで少しずつ覚えていった。
有権者の1割利用
県選挙管理委員会は、第27回参院選(20日投票)期日前投票の実施状況について2回目の集計をまとめた。それによると13日午後8時現在、期日前投票をした人は19万6359人で、有権者全体(2日現在190万2894人)の1割を占めた。前回(2022年)同期間と比べると、有権者数は微減したにもかかわらず期日前投票の利用者は4割増えた。市町村別にみると、大郷町を除く全34市町村で増加。大崎市では、前回を2540人上回る1万66人が利用し、有権者全体(6月1日現在10万4394人)の1割近くに上った。
大崎市に800万円寄付
ITベンチャー企業Macbee Planet(マクビープラネット、東京都)の千葉知裕代表取締役社長=大崎市出身=が7日、同市に現金800万円を寄付した。「市まち・ひと・しごと創生推進計画」への目的寄付。古川高から中央大に進み在学中、公認会計士資格を取得。卒業後は大手監査法人を経てマクビー社へ。2021年に創業者の後を継いで社長となった。創業(15年)4年目での株式上場、ベンチャー情報誌が選ぶ「ベストベンチャー100」3年連続選出の急成長企業をけん引している。
古川学園コールド勝ち
第107回全国高校野球選手権宮城大会は4日目の12日、3球場で1回戦8試合を行った。県北部勢は、古川学園、大崎中央、登米総産、佐沼が2回戦進出を決めた。古川学園は伊具に五回コールドで完勝した。初回から3番渋谷、8番桐生の適時二塁打などで5点リードし、二回には1年生の1番打者、小松のランニング本塁打を皮切りに打者一巡の猛攻で9点を挙げた。三回にも3点を加え突き放した。大崎中央は8−3で同じ県北部勢の築館に勝利した。初回に3点を許したものの、二回に同点に追いつくと、五回には押し出し四球や敵失で3点勝ち越し。六回は一死満塁から4番伊藤の右適時二塁打で2点を加えダメ押しした。
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