2025/06/26


古川黎明アベック優勝

 県中学校駅伝競走大会大崎地区予選会(大崎地区中学校体育連盟など主催)が19日、加美町陶芸の里スポーツ公園陸上競技場で開かれ、男女とも古川黎明が優勝した。地区予選会は本年度から、公道をコースにたすきをつなぐのではなく、トラックを走ってタイムを競う方式に変更。各校とも最大で男子は9人、女子は8人がそれぞれ1500㍍を走り、男子は上位6人、女子は上位5人の合計タイムを計測。男子は29分30秒以下、女子は28分45秒以下のチームが県大会に出場できる。大崎地区予選会には1市4町から男子15校、女子14校が出場。選手たちは自己ベストを目指して力走した。その結果、男子は6校、女子は3校が県大会出場条件をクリアした。県大会は9月30日、利府町のグランディ21で開かれる。

レクダンスで交流

 第28回レクリエーションダンス交流会が20日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれた。県北地域のレクダンスグループなど約230人が参加し、ダンスを披露し合うなどして親睦を深めた。同市古川を拠点に活動する「美・フレッシュダンスグループ」主催。毎年、日本フォークダンス連盟公認指導員で第一人者の「マダム・オクノ」こと奥野忠枝さん(横浜市)を講師に迎え講習会を実施しているが、今回は奥野さんが来県できなかったため、急きょ交流会に切り替えた。この日は同市古川、色麻町、栗原市、登米市、気仙沼市などのグループによるデモンストレーション、色麻町のテーマソング「カッパブギ色麻」を全員で踊るフリータイムがあったほか、迫レクダンス教室(登米市)の指導者で元高校体育教諭の高橋正子さん(90)が、奥野さん振り付けの「百万本のバラ」を実技指導した。

大崎市議会 一般質問

 大崎市議会6月定例会は、24日から一般質問に入った。通告している議員22人のうち初日は6人が登壇。伊藤康志市長は米価高騰に対する基本姿勢を問われ、「農家が再生産できる仕組みを国に要望していく」と答弁。合併20周年記念事業では「記念式典をメインに、庁内で記念事業をとりまとめている」と述べた。初日は中鉢和三郎、木村和彦、八木吉夫、横山悦子、只野直悦、早坂憂各議員が質問に立った。米価高騰に対する市長のスタンスを問う質問に伊藤市長は「生産と需給のバランスがしっかり取れ、再生産が可能となる取り組みを国に要望していく」と答えた。 また、合併20周年記念事業は「来年度を20周年記念年間とし、メインの事業としては例年11月に実施している市表彰式と併せ記念式典を開催し、内外に市をPRしたい」と語った。

 

明治天皇観農碑を除草

 大崎市古川江合寿町の県道古川佐沼線沿いに立つ石碑「明治天皇観農送蹟碑」の除草活動が、20日に行われた。地域に伝わる歴史の証しを次世代に残そうと、地域住民ら有志が蒸し暑さの中、草刈りや植木の剪定に汗を流した。石碑は、1932(昭和7)年に地元有力者の早坂與兵衛が、所有する田んぼの一画に私財を投げ打って建立した。1876(明治9)年の東北地方巡幸で、明治天皇が旧江合村(現同市古川江合など)を訪れた際、村民200人による田んぼの草取りを観覧した記念であることが記されている。

 

参院選 7月3日公示、20日投票

 任期満了(7月28日)に伴う第27回参院選は7月3日公示、20日投開票の日程で行われることが24日、政府の閣議で決まった。宮城選挙区(改選数1)に立候補を予定しているのは今のところ現職と新人合わせて6人。公示まで1週間に迫り、各陣営は準備を本格化させている。立憲民主党現職で再選を目指す石垣のりこ氏(50)に、いずれも新人で自民党元県議の石川光次郎氏(58)、参政党県連会長で牧師のローレンス綾子氏(55)、れいわ新撰組東北補佐で元住宅建設会社支店長の石井義人氏(62)、政治団体「NHKから国民を守る党」の元警察官前田太一氏(39)、政治団体「チームみらい」のAIエンジニア角野為耶氏(35)が挑む構図となる見込み。

 

死亡事故ゼロへ決意新た

 古川地区交通安全協会は20日、大崎市古川のグランド平成で本年度定時総会を開いた。議事では2024年度の事業報告と収支決算を承認。任期満了に伴う役員改選もあり、本郷輝朗代表理事・会長を再任した。本郷氏は3期目。任期2年。市、古川署と連携し地域密着型の交通安全活動に取り組む同会。古川自動車学校の運営も担う。来賓あいさつで、伊藤康志市長(市交通安全推進協議会長)は「交通事故は自然災害とは異なり、努力と心構えで未然防止できる」と強調。田久裕之古川署長は「警察は悪質かつ危険な運転の取り締まりを強化する。皆さんも安全で安心な交通環境維持に力を貸してほしい」と会員たちに呼び掛けた。また本郷会長は3期目の抱負で「任期中の交通死亡事故ゼロを目標に、会員一丸の姿勢で臨む」と述べた。

 

日本語学校で災害対応訓練

 火災や自然災害に備え、大崎市立おおさき日本語学校(同市古川保柳)は12日、外国人留学生対象の災害対応訓練を繰り広げた。地震発生直後に校舎から火が出た想定。けたたましい非常ベルが鳴り響く中、留学生28人は学校関係者の指示に従い避難経路を確認したり、消火器での初期消火に挑んだりと本番さながらのプログラムを実践していった。スマートフォンを使った119番通報の訓練では、大崎広域消防本部通信指令センターが通訳経由で外国語対応可能なことを確認。講師役を務めた古川消防署員は「火災だけでなく、けがや急病での救急搬送、救助が必要なときも迷わず119番を」と呼び掛けた。