記念コンサートに向け練習

美里町のハーモニカ愛好会「ドレミの会」(安藤修子代表、会員数13人)は29日午後1時半から、コンサートを町文化会館で開く。大崎タイムスなど後援。結成20年を記念しての公演で、平均年齢77歳の会員たちが練習に励んでいる。北浦コミュニティセンターで開催されたハーモニカ講座の参加者たちが2006年に結成した。町民が中心で、最高齢は86歳。同センターで月2回、練習を重ね、町内外の福祉施設や行事にボランティア出演し、豊かな音色を響かせている。
住民参加で総合防災訓練

地震想定の大崎市総合防災訓練が14日、古川農協本店(同市古川富長)であり、市と関係機関、住民ら約400人が総ぐるみで有事への備えを確認した。日本海溝沖でマグニチュード(M)9・0の地震が起き、市内でも震度6強の揺れを観測し家屋倒壊や火災、ライフライン途絶など甚大な被害に見舞われたとの想定。防災行政無線とエリアメールを合図に、災害対策本部設置、初期消火、避難所開設と地域住民の避難誘導、応急手当など一連の訓練を同時進行で繰り広げていった。大崎広域消防本部が運用する「119番映像通報システム」の実演も。通報時にスマートフォンで映像を送ったり、心肺蘇生法の動画を受け取ったりできる仕組み。参加者たちは救命救急講習を通じて最新技術に触れた。
「お金使ってもらうには」
古川商工会議所青年部(早坂憲佳会長)と大崎市職員の意見交換会「風会議」が19日、市役所本庁舎で開かれ、「大崎市でお金を使ってもらうには」をテーマに話し合った。出席者からは「さまざまなイベントを企画して誘客を」「学生の合宿を誘致する」といったアイデアが出され、青年部は若手の声を参考に、大崎市への政策提言をまとめることにしている。「風会議」は、日本商工会議所青年部が2006年に経済産業省の若手官僚と行った「居酒屋会議」が最初。その後、商工会議所青年部会員と自治体職員が意見を交わす場として全国に広がった。古川商工会議所青年部が主催するのは初めて。県内では仙台商工会議所青年部に次いで2例目。参加したのは青年部メンバーと大崎市産業経済部の若手職員合わせて約40人。
本堂でミニコンサート
加美町上野目の皆傳寺本堂で14日、元東京交響楽団トロンボーン奏者の金澤茂さんによるミニコンサートが開かれた。厳かな空間の中、地域住民らがトロンボーンの柔らかな音色を楽しんだ。土曜の朝に上質な音楽に触れてもらおうと、中新田バッハホールが企画している「サタデーモーニングコンサート」の一環。いつもは同ホールで開いており、〝出張開催〟は初めて。110人の聴衆が訪れた。
再エネ問題語る全国大会
自然、国土破壊といったメガソーラーや大規模風力発電など再生可能エネルギーの問題を語り合う全国大会が14日、加美町やくらい文化センターで開かれた。全国各地の現状報告や専門家による情報提供に、約250人が耳を傾けた。大会は、再エネ問題に取り組む全国約70地域の団体や個人でつくる「全国再エネ問題連絡会」(事務局・兵庫県)主催。今回で3回目。大会では「北海道風力発電ネットワーク」「秋保メガソーラーを考える会」「宇久島の生活を守る会」の代表者が報告。再エネ施設の乱開発による自然破壊や人体への影響、住民説明もなく設置が進められた事例や住民の反対の声を無視して事業が推進されている問題などを語った。
河川功労者表彰受ける
大崎市鹿島台などを流れる吉田川と高城川の流域治水に取り組んでいる「りゅうちるネットワーク」(千葉榮代表)が4日、河川災害防止や河川環境整備、流域内の合意形成に貢献したとして日本河川協会(東京都)から「河川功労者」として表彰された。河川功労者の対象は、河川の自然保護・環境学習や河川愛護、河川の利用を通じた産業振興、地域活性化に功績があった個人、団体。本年度の対象は44人と36団体で、県内では他に吉田川流域治水促進同盟会(大和町)が含まれる。
伝統の「あやめ祭り」
歴史と伝統を誇る栗原市の「あやめ祭り」が7月2日まで、一迫山王史跡公園で開催されている。今回は栗原市誕生20周年記念事業としての開催で、平日も梅雨の晴れ間に観賞者が訪れている。同公園は1976(昭和51)年、旧一迫町遺跡保存事業の一環として着手し、民間団体の協力を得て完成した。来年は完成から半世紀を迎える。 山王囲遺跡は、縄文時代晩期から弥生時代前期にできた集落遺跡。発掘調査で縄文人の多量の土器や石器、布や漆器などを発掘。出土品は一迫埋蔵文化財センター(山王ろまん館)に展示されている。「あやめ園」は山王史跡公園内にあり、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブの3種類が咲き誇っている。
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