大崎管内 5月の大雨被害1億円

県の本年度主要施策について、県と大崎地区選出県議による意見交換会が9日、大崎市古川のアインパルラ浦島で開かれ、県担当者が各分野の現状と課題について県議の質問に応じ、対応策や今後の方針を示した。その中で5月31日の大雨による管内の被害に言及し、被害額は1億円余に上ることが報告された。今後の政策立案に生かすのが目的。県北の地方機関代表ら25人と県議6人が顔をそろえ、北部地方振興事務所や北部保健福祉事務所、北部教育事務所など4機関が主要施策をそれぞれ紹介した。5月31日の大雨による管内の被害については、農作物と農業用・林道関係施設、河川、道路で浸水、崖崩れなどが確認され、被害額は1億100万円。今後の調査で被害額はさらに拡大する可能性があるという。
ミャンマー支援へ108万円

ミャンマー地震発生に伴う被災者支援のため、大崎市は2日、職員有志から募った支援金108万8000円をNPO法人宮城・ミャンマー友好協会(仙台市)へ寄託した。有志中心に募金活動を繰り広げ、市職員と市病院事業職員の計1424人が協力。市役所で贈呈式があり、伊藤康志市長が同国出身で協会理事のスーザ・ミョータンさんに浄財を手渡した。
撃退装置で詐欺電話防げ
県警は2日、「特殊詐欺電話撃退装置」購入補助金交付事業の申請受け付けを始めた。県内在住の65歳以上対象で、購入費の2分の1(上限7000円)を補助。予算に達し次第終了予定のため早期申請を呼び掛けている。高齢世帯の固定電話狙いの特殊詐欺を防ぐ取り組みで5年目。昨年度は979台分の実績があり、本年度は900台分を見込む。補助対象は4月1日以降購入の①着信音が鳴る前に「通話内容を録音する」旨の警告メッセージを相手方に流す②通話内容を自動録音する-機能が両方ある撃退装置。後付け式に限らず同様の機能を持つ固定電話とファクス一体型電話も対象となる。家電量販店などで購入可能だが、中古購入は対象外。県警生活安全企画課犯罪抑止対策係に郵送または直接持参で申し込む。詳しい申請方法と対象機種は県警ホームページ=https://www.police.pref.miyagi.jp/=で公開中。
内水被害解消へ要望
水害の常襲地帯となっている大崎市鹿島台中心部の被害解消に向け活動している「大崎市鹿島台地域内水対策連絡協議会」は7日、本年度総会を地元の姥ケ沢集会所で開き、関係機関に対策を要望することを決めた。同会は鹿島台3行政区(姥ケ沢、東平渡、福芦団地)の全住民956世帯、2148人(1日現在)でつくる。総会には約50人が出席し、議事で本年度事業など5議案を原案通り可決した。本年度は▽排水ポンプ車の迅速稼働に向けた内之浦地区の側帯整備▽山王江機械排水路の高低差調整による排水効果の増大▽山王江排水機場の改修時期前倒し▽大沢排水路・巳待田排水路合流部~北排水路・巳待田排水路合流部区間の排水路整備-などを北上川下流河川事務所や県、市に要望する。
仙北ボーイズ決勝進出
中学生硬式野球の「第56回日本少年野球選手権大会東北中央支部予選会」は7、8の両日、大崎市鹿島台中央野球場などで1回戦から準決勝まで行い、宮城仙北ボーイズは決勝進出を決めた。予選会には同支部所属の17チームが出場。トーナメント戦で全国大会(8月2~7日、大阪府)出場を目指す。県北地域の中学生を中心に構成する宮城仙北ボーイズは、前回大会で悲願の日本一を達成。2連覇を狙う今回は予選会シードで登場。盛岡ボーイズとの2回戦は延長八回タイブレークの末に下し、初戦を白星で飾った。8日は仙台市内の2球場で準々決勝と準決勝を実施。宮城仙北ボーイズは準々決勝で宮城栗原ボーイズに完封勝ち、準決勝も宮城仙北中央ボーイズに圧勝した。別ブロックからは宮城仙南ボーイズが決勝に進出した。決勝は14日、鹿島台中央野球場で行われる。
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