119番映像通報も体験

大雨を想定した総合防災訓練が7日、大崎市松山地域であった。避難や応急手当の訓練を行ったほか、スマートフォンを使い災害や事故の状況を映像で119番通報する大崎広域消防本部の新しいシステムについて話を聞き、理解を深めた。松山地域では昨年から、地域を三つに分け3年計画で大雨、水害に対応する訓練を行っている。ことしは長尾地区と金谷地区が対象で、総勢約130人が参加した。訓練は、大雨で市が特別警戒本部を設置し全域に警戒レベル4「避難指示」を発令した、という想定で実施。松山総合支所は現地特別警戒本部を置き情報収集などに当たり、自主防災組織は住民に避難を促すなどした。映像通報システムは、大崎広域消防本部が5月に運用を開始。同本部通信司令センターから応急手当の方法を現場に伝えることもでき、訓練では志田分署の消防職員がスマートフォンでセンターとつなぎ、動画で心肺蘇生法の手順を指導する様子を紹介した。
女子古川学園20連覇

県高校総合体育大会バレーボール競技は9日、大崎市田尻総合体育館で男女の準決勝と順位決定戦、決勝を行った。女子決勝は古川学園が利府をセットカウント2−0で破って20大会連続、45度目の優勝を果たし、インターハイへの出場権を得た。男子は古川工が準決勝で仙台商に敗れたが、順位決定戦で仙台育英に勝ち、東北大会への切符をつかんだ。
家政科の学習知って
松山高(90人)の家政科集会が5日、校内で開かれ、同科の2、3年生合わせて42人が日頃の学習成果を1年生17人に向けて発表した。同校家政科は県北部で唯一の学科。2年生に進級すると、被服、保育、調理の3コースに分かれ▽和洋中料理と製菓の基本▽ウエディングドレスを含む衣服のデザインと製作▽保育実習-などの専門分野を学ぶ。集会は、コースを選ぶ際の参考にしてもらうのが狙い。45回目の今回は2、3年生が企画、運営を担い、牛乳や豆類を原料とする製品の種類や調理法、紙人形劇、浴衣のファッションショーを学年、コース別に紹介した。このうち2年被服コースの6人は、自らデザインしたパンツを着こなしてのショーを展開。作り込まれたおしゃれなデザインで1年生たちを魅了した。
安全安心な水道水を
大崎市管工事業協同組合青年部は6日、水道週間(6月1~7日)に合わせた環境美化活動を同市岩出山の岩出山浄水場で行い、除草作業に汗を流した。同青年部は、組合加盟事業所の52歳以下の経営者や後継者らで構成。市民に安心して水道を利用してもらうとともに、水道に対する関心や理解も深めてもらおうと、発足した1992年から水源地や水道施設の環境整備、点検をボランティアで行っている。浄水場周辺は、春先の降雨と好天で雑草が1・5㍍を超える高さに成長。この日は、加盟14社と施設を管理する大崎水道サービスの社員計16人が参加。参加者は草刈り機などを使い、転倒やけが、熱中症に気を付けながら草刈りやフェンスに絡み付いたつる植物の除去に取り組んだ。
夏ギフト第1便出発
美里町産加工肉を詰め込んだゆうパック「みやぎ美里町とんたろうのハム&ソーセージ夏ギフト」が、県内各郵便局で扱われている。第1便の出発式が5日、同町練牛の食肉加工、販売「とんたろう」前であり、関係者約20人が出発を見送った。日本郵便が地域貢献の一環で企画。昨年10月にお歳暮向けに始めた第1弾は目標の300パックを大きく上回る650パックの注文があったという。夏ギフトは、ビールや冷やし中華に合う製品を中心とした3~9種入りセットで、送料込み3000~5000円の3種。県内全郵便局にチラシを置いているほか、同社ウェブサイトで注文を受け付けている。
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