名だたる業物300点余

日本刀展示会「目で観る刀の教科書展」が7日、大崎市役所と地域交流センター・あすもで始まった。市役所本庁舎供用開始記念で企画の2023年以来2年ぶり。15日まで。平安時代以降の名だたる業物300点余りを展示。「触れる体験」や専門家の講演もある。市と日本刀剣博物技術研究財団の共催、ブレストシーブ(大阪府茨木市)協力。目玉は仙台藩祖伊達政宗ゆかりの本打刀「大倶利伽羅広光」=重要美術品=、名工粟田口吉光が鍛えた短刀「乱藤四郎」、蜂須賀家伝来の打刀「蜂須賀虎徹」など。初日は400人以上が庁舎前に行列をつくる盛況ぶりで、中には夜明け前から並ぶ人も。
華やかサツキ盆栽49点

色とりどりの花を咲かせたサツキ盆栽の展示会「春季さつき展」(岩出山盆栽愛好会主催)が、大崎市岩出山公民館(スコーレハウス)で開かれており、会員たちが手塩に掛けた盆栽49点が訪れた人の目を引いている。8日まで。創立55年を迎えた同会は現在、市内に住む40~90代の会員19人で構成。種類によって開花時期が異なるサツキを会期に合わせて咲かせるため、会員たちは温度や水の管理、剪定など並々ならぬ手間を掛けている。ことしは冬が明けてからの気温が乱高下した影響で、開花は遅れ気味。それでも出展作のほとんどが花を付け、一つの株から複数色の花が咲く「咲き分け」も多く見られる。幹を上に真っすぐ1㍍ほど伸ばしたり、青い鳴子石から生やしたりと、樹形や鉢にこだわった作品もある。
麦谷選手 着実に存在感
3月28日に開幕したプロ野球2025シーズンは、今月3日から交流戦に突入した。オリックスのドラフト1位ルーキー、大崎中央高出身の麦谷祐介外野手(22)は開幕から1軍入りし、4月29日の千葉ロッテ戦ではドラ1新人選手としては球団史上(前身を含む)59年ぶりとなるサヨナラ打を放つなど、着実に結果を残し存在感を示している。高い打撃力、50㍍5秒台の脚力、守備範囲の広さと走攻守3拍子そろった即戦力として昨年のドラフト会議で1位指名を受けた麦谷選手。3月28日の東北楽天戦で初出場し、4月3日のロッテ戦でプロ初安打、初打点を記録。同29日の一打でチームをサヨナラ勝利に導いたほか、5月28日のロッテ戦では途中出場で九回に勝ち越し打を放ち、接戦に決着をつけた。通算成績(4日現在)は、39試合に出場して67打数17安打、打率2割5分4厘、打点5。盗塁はリーグ5位タイの8。持ち味の俊足と高い走塁技術で新人選手ながら積極的に盗塁を狙う姿勢に、大器の片りんをうかがわせている。
3種の花苗植える
加美町中新田中の全校生徒302人は4日、通学路にある花壇に花苗1500株を植栽し、地域の環境美化に貢献した。中新田公民館が主催する「花いっぱい運動」の一環。合併前から継続している事業で、長く地域住民らが行っていたが、昨年から同校生徒が協力している。今回は、中新田全域に配布する花苗1万2000株を準備。同校は、学校周辺の通学路約500㍍間にある花壇60カ所を担当した。花はマリーゴールド、サルビア、ベゴニアの3種。それぞれの花壇に分かれた生徒たちは、ポットから花苗を取り出し、事前に掘られた穴に丁寧に植え込み、優しく土をかぶせた。
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