2025/05/09


例大祭で稚児行列

 色麻町の中心部で3日、稚児行列が行われ、華やかな衣装を身にまとった子どもたちが奉献物を持って元気に町を練り歩いた。同町四竈にある式内社「伊達(いだて)神社」の春季例大祭。本祭りは1日に開いているが、稚児行列は子どもたちが参加しやすい祝日に実施している。平安時代の征夷大将軍、坂上田村麻呂が勧進した由緒ある同神社の稚児行列は、山菜などを盛った三宝を持って歩くのが習わし。山菜を奉献するのは蝦夷が降伏の際、田村麻呂に山菜を献上した伝説によるもの。現在は子どもたちの歩行の負担にならない麩や春雨、ホウレンソウなどを使用している。

日帰り温泉施設開業

 大崎市鳴子温泉鬼首のホテルオニコウベは2日、源泉かけ流しの温泉やサウナが楽しめる日帰り温浴施設「荒雄の湯」をホテル敷地内に開業した。また、1階レストランも本格フレンチが味わえる「オーベルジュ・プレリ」にリニューアルした。荒雄の湯は、ホテル隣のスキー場施設を改装して整備。設計は同市岩出山の建築設計事務所スタジオシンクロールが担った。男湯、女湯ともにスギ材の内風呂(約9平方㍍)、ヒノキ材の露天風呂(約10平方㍍)が堪能できる。サウナもあり、男湯にはたる型のペレットサウナ、女湯にはスチームサウナをそれぞれ設置した。

歩いて健康づくり

 大崎市の健康づくり事業「Vitality(バイタリティ)大崎ウオーク」が19日にスタートする。7月13日までの8週間、スマートフォンアプリで運動習慣を促す取り組み。参加無料で要事前登録(登録期間12~18日)。定員200人。住友生命保険(東京都)との連携協定に基づく事業で、同社の「Vitality」プログラムを活用。アプリで歩数などをポイント化し、目標達成のたびコーヒーショップのチケットやコンビニ商品券などの特典がある。第二次市健康増進計画によると、厚生労働省推奨の1日当たり歩数8000歩に対し、大崎市民の平均は5426歩と3割ほど少ない。取り組みを通じて、同計画が最終年度(2028年)の目標値に掲げる「健康維持で7100歩、病気予防の場合8000歩」への引き上げを目指す。

 

街頭で安全運転PR

 大崎市敷玉小の交通安全少年団は1日、コロナ禍などの事情で休止していた街頭運動を再開した。児童たちは交差点に立ってメッセージボードを掲げ、先を急ぐ朝のドライバーに安全運転をPRした。同団は1974年、交通少年団として結成。全校児童112人が縦割りの6班に分かれ、毎月1日と15日に鮮やかな黄色のネッカチーフを身に着けて登校し、各班が交代でドライバーに注意を促している。そんな姿を地域も温かく見守っている。

 

観光写真コンテスト

 大崎市は9日、「第16回おおさき観光写真コンテスト」の作品募集を始める。①一般②陸羽東線③学生(高校生以下)の3部門で、ことし市内で撮影した未発表作品が対象。来年1月9日締め切り。観光地としての魅力再発見と新たなフォトスポット発掘が狙いで、テーマは「未来に繋げたい・伝えたい大崎市のこんな顔」。フィルムカメラ、デジタルカメラ、スマートフォン(スマホ)など撮影機種を問わず、プリントと画像データのどちらでも1人2点まで応募可(A4サイズ、カラーのみ)。パソコンソフトやスマホアプリでの二次加工、組み写真は受け付けない。

 

クレパス画30点展示

 クレパス作家、ちょーべーさんの個展「雲語り」が5日から、大崎市古川七日町のしあわせ美じゅつ店で開かれている。同店での個展は十数年ぶりで、近作30点を展示した。18日まで。ちょーべーさんは加美町中新田生まれで、小学2年のとき大崎市古川へ。仙台市内で居酒屋を営みながら、30代のころ独学でクレパス画を始めた。画題は決めず、「浮かんでくるイメージを追いながら手を動かす」手法で創作。雲のようにふんわりした画風は、見る側の想像力によって、受け取るメッセージも異なってくるのが特徴。