2025/05/06


小牛田空襲から80年

 第2次世界大戦末期の1945年8月に旧小牛田町を襲った「小牛田空襲」について、体験者の証言や被害箇所の地図、紙芝居をもとに紹介する「遠田平和展」が美里町総合案内所(JR小牛田駅構内)で開かれている。終戦から80年を控え、当時を知る人が年々少なくなる中、伝え続けることの大切さを訴える。主催する遠田地区護憲平和センター(会員約340人)理事長の沖田捷夫さん(80)によると、小牛田空襲(45年8月9、10日)では当時の小牛田町民20人余りが犠牲になった。10日には、米艦載機30機が小牛田駅周辺に爆弾100発を落としたほか、機銃を掃射し、14人が即死、機関車10両や家屋が損傷した。展示では、証言を基に爆撃について時系列で記した表のほか、来襲した艦載機の数や被害規模を書き込んだ小牛田の地図、原爆被害の恐ろしさを伝える写真パネル、機銃掃射の後に残された薬きょうなどを並べた。

60匹 青空に悠々と

 大崎市古川七日町の商業施設、醸室(かむろ)の敷地内に、県内外から寄せられたこりのぼり約60匹が掲げられている。大型連休には施設を訪れる人も多く、買い物や観光を楽しみながら、大きなもので5~6㍍ほどもある体に風を受けて悠々と泳ぐこいのぼりの姿に見入っていた。18日ごろまで見ることができる。子どもの成長を見守る役目を終え、各家庭で眠っているこいのぼりを地域のにぎわい創出につなげようと、みやぎ大崎観光公社を中心に始まった緒絶川鯉のぼりプロジェクト実行委員会による初の試み。こいのぼりは市内をはじめ、県内各地、遠くは関東圏からも寄せられ、中には「子どもが成人した記念に」というメッセージ付きのものもある。

有効求人倍率1・03倍

 古川公共職業安定所は、管内の労働市場を3月末現在でまとめた。それによると、仕事を探している人1人当たりに対する企業からの求人数を示す有効求人倍率は1・03倍で、前月から0・03㌽上昇し2カ月ぶりに上向いた。

 

鵜澤、日本記録に肉薄

 第40回静岡国際陸上競技大会が3日、静岡県袋井市の小笠山総合運動公園エコパスタジアムで開かれ、男子200㍍で栗原市高清水出身、鵜澤飛羽選手(22)=築館高-筑波大-JAL=が追い風参考ながら20秒05で優勝した。日本記録の20秒03に肉薄。日本人初の19秒台を射程圏内に捉えた。

 

巨大迷路の図案募集

 巨大なトウモロコシ畑の迷路を楽しんでもらう「真夏のとうもろこし巨大迷路ゴールドデント777WAKUYA」が、ことしも涌谷町涌谷のほ場で開かれる。5回目となる節目の今回は、小学生以下を対象に迷路の図形を募っている。町ウェブサイトから元図面データをダウンロード、印刷し、破線部分をマーカーでなぞるか、パソコン上で実線に加工し、写真やエクセルデータでメールで送る。破線以外の加工は無効。メールには考案者と保護者の氏名、考案者の年齢、居住地(都道府県市区町村)、連絡先(電話番号・メールアドレス)、迷路のタイトルを入力する。件名は「真夏のとうもろこし巨大迷路2025は私のアイディアだ!」。

 

中学校親善卓球大会

 第51回中学校招待親善卓球大会(大崎市松山卓球協会主催)は4月26日、市三本木総合体育館であり、部活動とスポーツ少年団に所属する少年少女たちが熱戦を繰り広げた。県内各地から腕自慢が集まる恒例の大会。団体戦(4単1複)に男女26チーム、個人戦に同150人がそれぞれ出場し、トーナメント方式で頂点を目指した。「親善」を冠するものの、試合場は真剣勝負の気迫であふれた。少子化進行に伴い、出場者数はピーク時の半分ほど。松山卓球協会の金森正彦事務局長は「卓球を通じた仲間の絆、切磋琢磨の大切さは昔も今も変わらない。継続していくことが重要」と強調した。

 

古川学園 県大会決める

 第19回春季県高校野球北部地区大会は4日目の3日、一次予選5試合を行い、県北部勢は古川学園と築館がそれぞれ2勝目を挙げ、県大会進出を決めた。富谷を七回コールドで破った大崎中央と、加美農を下した古川工は二次予選(5日、大崎市鹿島台中央野球場)に回る。小牛田農林は利府にコールド負けを喫した。2敗となった加美農と小牛田農林は県大会に進めなかった。