2025/04/30


農水省の認証施設に

 野生イノシシを食肉に加工する食肉処理施設「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」(同市岩出山上真山)が25日、農林水産省の国産ジビエ認証施設に認められた。第40号で、東北地方では岩手県大槌町の「MOMIJI」に続き2例目。国産ジビエ認証制度は、安全なジビエの提供と消費者のジビエに対する安心の確保を図るのが狙い。衛生管理基準とカットチャートによる流通規格の順守、適切なラベル表示による流通把握の確保に取り組む食肉処理施設を認証する。同施設は2023年度、イノシシを処理加工する東北初の施設として市が旧真山小を改修し整備した。専門の研修を受けたハンターを「ジビエハンター」として登録し、同ハンターが持ち込んだ個体を受け入れている。

 

自転車の安全走行学ぶ

 大崎市立おおさき日本語学校で24日、交通安全教室が開かれ、来日したばかりの留学生が日本の交通ルールや自転車の安全な乗り方を学んだ。留学生たちはJR陸羽東線で、寮が近い古川駅から学校最寄りの西古川駅まで通っている。そのため通学で自転車を利用することはないが、買い物など日常生活で乗る機会もあることから、安全な運転を学んでもらおうと開催。28人の留学生全員が参加した。体育館で開かれた安全教室では、古川署交通課の署員が自転車に乗る際は必ずヘルメットを着用することや、飲酒運転は法律違反になることなどを講話。また、全日本交通安全協会自転車安全教育特別指導員の大場政由さん(72)が、自転車は左側を走行し車道を走るのが基本であることや、標識のある場所では歩道を走行することもできるなどを説明した。

 

春の叙勲 県北部から26人受章

 社会のさまざまな分野や公務で顕著な功績を上げた人をたたえる叙勲の受章者が決まった。県北部の対象者は26人で、色麻町長を務めた伊藤拓哉さん(86)=色麻町大字下本町=や元大崎市医師会長の鎌田修二さん(75)=大崎市古川諏訪=らが受章する。受章者は全国3990人。うち県内は126人(女性17人含む)で、章別では旭日章が27人、瑞宝章が99人。最年少は57歳、最高齢は87歳。発令は29日付。伝達は5月8~28日、天皇陛下への拝謁は同12~28日にそれぞれ省庁ごとに行われる。

 

子どもの本選びの参考に

 こどもの読書週間(23日~5月12日)に合わせた企画展「おはなし会でよんだ本」が23日から、大崎市図書館で開かれている。昨年おはなし会で読んだ約130冊を入れ替えながら展示している。5月31日まで。「おおさきしとしょかんキッズスペシャルウイーク」の一環。古典的な昔話のほか、子どもが興味を持ちやすい食べ物や動物が題材の本、子ども目線で身の回りや自分のことを考えさせる本など幅広いジャンルを集めた。多彩なタッチの絵や写真、切り絵、折り紙でページが彩られている。

 

史跡巡りウオーキング

 大崎市古川東大崎地区で12日、ノルディックウオーキングで史跡を巡る行事があり、参加した住民11人は爽やかな汗を流しながら〝地域の宝〟に認識を新たにした。同地区には国指定史跡の名生舘官衙遺跡(名生城跡)をはじめ、多くの史跡が点在している。そこで、地区の歴史について理解を深めながら運動不足解消も図ろうと、東大崎歴史研究会(橋憲夫会長)が東大崎地区振興協議会健康福祉部会と協力して開催。題して「古川東大崎地区ノルデックで歴史探訪」。この日は好天に恵まれ、参加者は約2時間半かけて名生舘官衙遺跡や船着明神、伏見廃寺跡、上代遺跡、大崎神社、三十六所神社跡などを巡りながらウオーキング。各史跡では同研究会の鈴木進さんから説明を受けた。

 

施設でフラダンス披露

 栗原市のフラダンスサークル「モキハナ」が、敬老会や高齢者福祉施設での演舞に精力的に取り組んでいる。25日は、メンバーで管理栄養士の堀越真理子さん(71)=同市瀬峰=が勤務先の介護老人保健施設「ジュイールクラブ」(大崎市古川北町、徳永勢二施設長)でフラダンスを披露し、利用者を元気づけた。堀越さんによると、モキハナ(会員37人)は2023年に栗原市の栄養士や看護師、ケアマネジャーらが立ち上げた。月2回練習しているほか、市内の敬老会やお茶のみ会で披露している。