「あんしんお届け便」走る

コンビニ大手セブン-イレブン・ジャパンの移動販売車「セブンあんしんお届け便」が16日、大崎市内を走り始めた。亘理町、多賀城市に次ぐ県内3台目で、東日本大震災の沿岸被災地以外では初。毎週月~金曜、主に買い物が不便な郊外や高齢世帯の多い地域を巡る。セブン-イレブン古川駅南3丁目店が運用する。軽トラックの荷台を開くと、常時200~350種類の品がそろう〝コンビニ〟に早変わり。定番のおにぎりや弁当、チルド食品類のほか卵、牛乳、調味料など生活必需品も並ぶ。季節や客の要望で品物、数量を随時入れ替えていく考え。
狂犬病予防注射始まる

4~6月は狂犬病予防注射月間。大崎市でも15日、岩出山地域を皮切りに「集合注射」が始まった。獣医師が地域を巡回し、集まった飼い犬に狂犬病予防のワクチンを接種している。狂犬病予防注射は、生後91日以上の飼い犬を対象に、年1回の接種が法律で義務付けられている。集合注射を利用する場合、飼い主は自宅近くの会場で愛犬に受けさせることができる。ことしの集合注射は市各地域の集会所や公民館、総合支所などで、5月中旬にかけて順次実施。16日は岩出山地域で行い、菅生集会所など8会場を獣医師らが回った。このうち岩出山体育センターには、小型犬から大型犬まで20匹が来場。怖がって逃げようとしたり、ほえたりする犬を飼い主がなだめている隙に、獣医師は手際よく問診と注射を行い、市職員が接種記録を付けて飼い主へ「注射済み票」を手渡した。
栗原市長選 現職、前職の一騎打ちか
任期満了に伴う栗原市長選は20日、告示される。立候補を予定しているのはいずれも無所属の、現職で2期目を目指す佐藤智氏(68)と2回目の当選を狙う前職、千葉健司氏(68)の2人。同級生同士の両氏の戦いは連続3回目。佐藤氏は築館高卒業後に旧築館町役場に入り、合併後、栗原市総務部長、副市長などを務め、4年前、千葉氏と2回目の市長選に勝利し初当選した。千葉氏は築館高、国学院大法学部卒。銀行勤務を経て市議に1回当選。2回目の挑戦だった8年前の市長選で佐藤氏を破り、初当選した。
登米市長選 現職、新人4人立候補へ
任期満了に伴う登米市長選は20日、告示され、いずれも無所属の現職1人、新人3人の4人が立候補を予定している。立候補を予定しているのは現職で3期目を目指す熊谷盛廣氏(74)と、いずれも新人で元市議の熊谷康信氏(47)、元市議の永島順子氏(70)、行政区長の吉田裕氏(76)。最大の争点は市庁舎機能を含む複合施設「(仮称)地域交流センター」建設の是非。計画推進を訴える熊谷盛氏に対し、永島氏はコンパクト化を、熊谷康氏と吉田氏は白紙撤回を主張している。
「ヘルメットは顎ひもを」
安全な自転車通学を学ぶ交通安全教室が15日、大崎市古川中で行われた。入学して間もない1年生を含む全校生徒617人が参加し、古川署員と交通安全推進委員からヘルメットの正しい着け方や交通ルールを教わった。春の全国交通安全運動(6~15日)に合わせ、同校が毎年開いている。古川署交通課の髙橋憲一交通指導係長と、県地域交通安全活動推進委員協議会の大場政由会長が講師を務めた。髙橋係長は代表の生徒をモデルに、ヘルメットの正しいかぶり方を指導。顎ひもを外したり緩めたりする事例が多いといい、「せっかくかぶっていても、万が一の時に外れてしまっては意味がない。顎ひもをしっかり締めてほしい」と呼び掛けた。
ことしも交通安全誓う
大崎市敷玉小で16日、「交通安全宣誓式」が行われた。全校児童112人が同校の交通安全活動を特徴づける黄色いネッカチーフを巻いて校舎中央のホールに集まり、日頃の交通安全を誓った。同校では1972(昭和47)年から、全校児童が交通安全少年団の団員となっている。毎月1、15日に黄色いネッカチーフを身に着けて登校し、地域住民や道行く人へ交通安全をPR。6年生が学校近くの横断歩道などに立ち、ドライバーに安全運転を呼び掛ける活動も行っている。
県内外の40チーム熱戦
県選抜少年野球第41回古小タイガース杯が13日、大崎市古川の諏訪球場など市内8会場で行われた。県北部を中心に県内外から40チームが集まり、野球少年たちが白熱した試合を繰り広げた。雨天により総合優勝決定戦は抽選となり、弘前レッドデビルズ(青森県弘前市)が2連覇した。古小タイガース(大崎市古川)は1970年、古川第一小の草野球から発展し発足したチームで、市内少年野球の草分け。大会は親の会が主催している。予選は5チームずつA~Hの8ブロックに分かれ、1チーム2試合のリンク戦を実施。全試合5イニング制で行った。曇り空で時折雨が降り、気温は10度ほどと肌寒い天気だったが、選手たちは家族やチームメートの声援を受けながら熱戦を展開した。
〝風邪〟定点調査始まる
県は17日、ことし第15週(7~13日)の感染症発生動向調査週報を発表した。新たに5類に指定された「急性呼吸器感染症(ARI)」の定点医療機関での患者数が初めて公表され、大崎保健所管内の5定点医療機関では647人だった。1医療機関当たりでは129・4人で県内で最も多かったが、初めての調査だったため、単純に大崎で風邪が流行していると判断するのは早計という。
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