2025/04/16


桜まつり盛り上がる

 大崎市松山千石の松山御本丸公園(コスモス園)は、サクラが見頃を迎えている。13日には「まつやま桜まつり」(松山観光協会主催)が開かれ、ステージショーなどが春らんまんの会場を盛り上げた。同公園周辺のサクラはソメイヨシノを中心に約200本で、市松山総合支所によると、10日ごろに咲き始めた。天候に恵まれて13日にはほぼ満開になり、18日ごろまで楽しめるという。訪れた人たちは桜並木の眺めに春の訪れを感じながら園内を散策している。

日本酒ファン800人余

 大崎市松山の酒造会社「一ノ蔵」で12日、飲み比べなどを通して日本酒の魅力に触れてもらう「蔵開放」が開かれた。新型コロナウイルスの影響で6年ぶりの開催となったほか、発売を控えた新製品を一足早く味わえることもあり、800人余りの日本酒ファンでにぎわいを見せた。県内はもとより、関東圏からも訪れた300人近くが開場前から列をなした。開会セレモニーで鈴木整社長が「6年ぶりの開催。サクラを愛でながら一ノ蔵の酒を楽しんでほしい」とあいさつし、鏡開きを行って開幕を宣言した。カウンターに並んだのは、14日発売の新商品1種を含む19種。詰め掛けた人たちは一度に複数の酒を注文して舌鼓を打ち、風味の違いを楽しんだ。

大崎市人口 前月比445人減る

 大崎市は、今月1日現在の住民基本台帳人口を発表した。人口は12万1226人(男5万9740人、女6万1486人)で前月より445人減少。一方で、世帯数は5万3052世帯となり前月比39世帯増えた。いずれも外国人(世帯)含む。このうち人口動態については、自然増減は出生45人(男13人、女32人)に対し死亡138人(男67人、女71人)で差し引き93人減。新年度開始に伴う社会増減の影響がより大きく、転入555人に対し転出907人で352人減の転出超過となった。人口を旧市町単位の地域別でみると、多い順に古川7万5050人(前月比229人減)、鹿島台1万629人(同39人減)、田尻9353人(同50人減)、岩出山9135人(同29人減)、三本木7190人(同35人減)、松山5164人(同31人減)、鳴子温泉4705人(同32人減)と全地域で減少が進んだ。

 

新澤醸造店 全国最多の7点金賞

 女性だけで審査するフランスの酒コンクール「第19回フェミナリーズ世界ワインコンクール2025」の審査結果が3月31日に発表され、大崎市三本木北町、新澤醸造店の日本酒7点が最高評価の金賞に選ばれた。同部門の金賞36点の約5分の1を同社が占め、全国で最も多かった。ベルギーやチリ、スペインなど9カ国から2960商品が出品され、女性のソムリエや醸造家、シェフらがブラインドで味や香りを審査。日本から出品されたワイン、リキュール、日本酒、蒸留酒、ビール、シードル合わせて302点のうち、金賞は75点(24・8%)だった。

 

130人ごみ拾いに汗

 大崎市古川の化女沼をサクラの名所にしようと取り組んでいる「化女沼2000本桜の会」は12日、観桜会を兼ねて沼周辺の環境美化活動を行った。同会は西暦2000年を機に植樹を始め、これまでに植えたサクラは約3200本。この時期の環境美化活動は、開花が進むサクラを眺め、季節を感じながらごみ拾いに精を出す恒例の取り組み。市内外から約130人が参加した。参加者はダム湖周遊道路、愛宕山、花見客でにぎわう古代の里などを歩き、見つけたごみを回収。視線を移すと目に飛び込んで来るサクラの美しさに疲れを癒やしながら、2時間ほどかけて両手のごみ袋をいっぱいにしていた。