「おおさき日本語学校」で入学式

大崎市が今春開設した「市立おおさき日本語学校」(旧西古川小=同市古川保柳)は10日、入学式を行い、台湾、ベトナム、インドネシアから計28人を1期生として迎え入れた。公設公営では北海道東川町に次ぐ全国2例目で、国の新制度(昨年4月施行)で初となる公立認定日本語教育機関。留学生たちは関係者と地域住民らの出迎えを受け、笑顔で学びやの門をくぐった。式では、鈴木俊光校長が「日本へ、そして大崎へ来て良かったと思えるよう皆さんの夢を全力で応援します」とあいさつ。式終了後、早速授業開始。どの教室からも日本語が響き、廃校リノベーションの校舎に再び灯がともった。
〝春の妖精〟愛らしく

ラッパのような見た目が特徴のカタクリの花が、涌谷町箟岳の箟峯寺境内で見頃を迎えている。地面から10数㌢ほど茎を伸ばし、薄紫色の花びらを下に向けて反るように広げている。カタクリは、日本原産とされるユリ科カタクリ属の多年草。同寺では、前住職が35年ほど前、境内に自生していた株を少しずつ増やし、毎年この時季になると約1万株が本堂裏手の斜面を彩る。ことしは6日に咲き始め、昨年と比べ7日ほど遅かったが、その後の好天で開花が進んだ。見頃は20日ごろまでの見込みという。
県北部で6人受章
警察官や自衛官など命の危険を伴う職業に長年従事した人を顕彰する「危険業務従事者叙勲」の受章者が、12日までに発表された。県北部の対象は6人で、いずれも元県警部の鈴木克知さん(73)=大崎市古川塚目=や馬場博さん(73)=同市古川江合錦町=が受章する。発令は29日付。受章者は全国3577人。県内は87人で、最高齢は74歳、最年少は61歳。職業別では多い順に自衛官47人、警察官22人、消防吏員12人-などとなっている。
古川高倉で花見ウオーキング
サクラを見ながら歩く「お花見ウオーキング」が9日、大崎市古川高倉地区で開かれた。寒の戻りの影響で地区のサクラはまだつぼみだったが、参加した住民はウオーキングを楽しみながら健康づくりに取り組んだ。高倉地区保健推進員連絡協議会などが、地区民の健康増進と親睦を目的に、サクラの開花時期に合わせて20年ほど前から毎年開いている。コースは高倉地区公民館を出発し、旧高倉小周辺を一回りする約2・1㌔。この日は32人が参加。風がやや強いあいにくの天気だったが、田起こしを行うトラクターを見たり、世間話を楽しんだりしながら力強く歩を進めた。
中高生対象に住民バス
加美町は8日、子育て世帯支援策の一環として、小野田、宮崎両地域とJR陸羽東線西古川駅を結ぶ中高生対象の住民バス運行を開始した。これと併せ、公共交通機関を利用する生徒の通学定期券購入費助成も始めた。両地域と大崎市古川を結ぶ路線バスは2006年に廃止され、高校に通う生徒の送迎が家族の負担になっていた。そこで町は昨年からミヤコーバスや県、大崎市と協議を重ね、住民バス運行を実現。運行業務は町内の運送業セイワに委託した。住民バスは、「小野田-西古川線」「宮崎-西古川線」の2路線。朝上り1便、夕方下り2便を平日のみ運行。停留所は各地域の小学校近くや支所、公民館前など5カ所に設置。運賃は1乗車150円。生徒の本格的な通学が始まった9日早朝、「小野田支所前」停留所で出発セレモニーを開催。石山敬貴町長や保護者、町公認キャラクターかみ~ごなどがバスを利用する生徒たちを見送った。
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