2025/04/05


「安全安心」へ気勢上げる

 「春の交通安全県民総ぐるみ運動」(6~15日)に先立つ4日朝、大崎市と古川署、交通安全団体の出動式が市役所駐車場であり、参加者約250人が「安全安心なまち」実現に向けて気勢を上げた。出動式で、市交通安全推進協議会長の伊藤康志市長は「交通事故と火災は私たちの心掛けで未然防止できる。総ぐるみで実効性ある運動を展開していく」と決意を述べ、田久裕之古川署長は「安全意識高揚のため、皆さんの地域、職域における各種対策が必要不可欠」と呼び掛けた。式終了後、警察車両と交通安全指導車がパトロールへ出発。引き続き催された街頭キャンペーンでは「横断歩道は歩行者優先」「全席シートベルト着用」などの標語入りサインボードやのぼり旗を全員で掲げ、通勤の車両や歩行者に注意喚起した。

児童とペア組み熱戦

 大崎市古川高倉地区公民館で活動する卓球サークル「卓球くらぶ」は3月31日、同館ホールで卓球交流大会を開き、地域の児童と熱戦を繰り広げた。同サークルは2019年、同館が主催した卓球講座の受講者たちで結成。毎週月曜に講師を招き、卓球を楽しんでいる。児童たちは、隣接する「高倉っ子児童館」(佐藤悦郎館長)を利用している1~4年生8人。日頃から児童館で保護者から寄贈された卓球台で遊んでおり、昨年も数回、同サークルと交流大会を行った。この日は約20人が参加。会員と児童のペアによるダブルスとシングルスを、1セットマッチのトーナメント戦で行った。

小説「中埣の風」出版へ

 美里町中埣の玄松院住職、三浦正惠さん(70)が8日、小説「中埣の風」を自費出版する。自筆の第3弾で、テーマは地元の旧中埣中校歌にまつわる物語。三浦さんは「美里中の開校を控える今、過去を知ってこそ未来への土台となるのではないか。私たちの古里が豊かだったことを、町の未来を担う子どもたちに知ってほしい」と話す。中埣中は1947(昭和22)年、旧中埣村が中埣小の教室の一部を間借りして開校した。同小学校校庭内に校舎が完成したのはその2年後。65年に旧小牛田、旧北浦両中学校と統合し新制小牛田中となった。校歌は56年に制定された。作詞者は同町出身の中学校教員、五十嵐勝治。作曲者は東北地方各小中高校の作曲を手掛けた海鋒義美。小説では、詞に反映された郷土の歴史や文化、住民の思いを描く。

 

化女沼のサクラPRを

 大崎市古川の「化女沼2000本桜の会」は3月31日、化女沼のサクラをアピールするポスター、パンフレットを大崎市に寄贈し、PRの協力を求めた。同会は、化女沼を新たなサクラの名所にしようと、西暦2000年を記念し沼周辺に3000本を超すサクラを植樹。下草刈りや清掃活動も行っている。市に贈ったのは、ポスター2種類計25枚とパンフレット100部。佐々木哲朗会長ら5人が市役所を訪れ、伊藤康志市長に手渡した。同会は12日、観桜会を兼ねたことし最初の清掃活動を行う予定。

 

インフル2週連続増加

 県は3日、ことし第13週(3月24~30日)の感染症発生動向調査週報を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、新型コロナウイルスで51人の感染が報告された。落ち着いた状態が続いているが、インフルエンザは県全体では2週連続で増加。前年1~4月に流行したB型ビクトリア系統が相次いで検出されており、引き続き対策の徹底を呼び掛けている。

 

休館日週2日に変更

 大崎市古川小野の化女沼ダム観光資料館は今月から、休館日が月曜から月曜と火曜の週2日になった。同館を管理するNPO法人エコパル化女沼の担当者は「間もなく開花するサクラがここからきれいに見える。四季を楽しめる場所なので、ぜひ気軽に来てほしい」と話している。化女沼ダムに隣接する同館は、ラムサール条約湿地の化女沼や周辺で見られる動植物、ダムの仕組みや役割、地元に伝わる民話について学ぶことができる。2階展望室には望遠鏡があり、冬にはダム湖に2万羽以上が飛来するガン・カモ類やハクチョウの姿を楽しむことができ、全国から愛好者が訪れる。

 

麦谷が先制適時三塁打

 プロ野球オリックスのドラフト1位、麦谷祐介外野手(22=大崎中央高、富士大)は3日、ZOZOマリンスタジアム(千葉)で行われたロッテ戦で、プロ初適時打を記録した。「9番・中堅」でプロ初スタメン入りした麦谷は、六回二死二塁でロッテ3番手横山の150㌔超の直球を捉えると、打球は右中間を真っ二つ。持ち味の俊足を生かし、三塁へ到達。両軍無得点の均衡を破る先制打に、三塁ベース上で何度も拳を振り上げた。

 

完売の人気曲を再CD化

 栗原市金成在住の夫婦デュオ、ヒロと美樹は2日、4曲入りCD「汽車に乗って船に乗って」をリリースした。歌手活動14年目を迎え円熟味を増す中、一部をレコーディングし直した。ベスト盤ともいえる一枚で、発売前から予約や問い合わせが相次いでいる。シングル盤「汽車に-」「倖せ明日」が完売になり再版を考えた際「4曲入りで出してみては」と、レコード会社から助言を受けた。舞踊で多く採用される「みちのく旅がらす」「夢追い渡り鳥」も合わせた。