予算に合わせた旅行に…

家計のやりくりについてゲームを通じて学ぶ「金融経済教育講座」が1月28日、大崎市田尻小(児童数138人)で開かれた。5年生20人が獲得したお金を元手に旅行の予算を決め、収入と支出のバランスを考えた。東北財務局が毎年、同校で出前講座を行っている。児童たちは5班に分かれ、重なった紙コップ10個をピラミッド状に積み上げてから元に戻す労働ゲームに挑戦。時間内に成功した回数に、クイズや運試しで得たお金を収入とし、それを元手に旅行先や宿泊施設、観光名所を選んだ。食事にお金をかけて他を安く済ませたり、旅費がかからない近場を選んで高級ホテルや複数の観光施設を楽しんだりと、各班は予算内に収まるよう話し合いを繰り返した。
冬の田園地帯駆ける

「第52回田尻クロスカントリー大会」(同実行委主催、大崎タイムスなど後援)は2日、大崎市田尻総合体育館を発着点とするコースで開かれ、冬晴れの下、県内外から参加した800人のランナーが健脚を競った。コロナ禍を乗り越え、半世紀にわたり続く伝統の大会。今回は6歳から82歳までの選手が、年齢や男女別10種目(2・5~10㌔)のコースに挑戦。自己ベストを目指して冬の田園地帯を駆け抜け、沿道では地域住民らが声援を送った。
健康寿命延伸へ官民協働
大崎市は3日、住友生命保険(大阪市)、バイタルネット(仙台市)と相次ぎ連携協定を結んだ。それぞれ異なる分野からヘルスケアを担う生保、医薬品卸との官民協働で市民の健康寿命延伸を目指す。住友生命保険と結んだ協定は本来、保険契約者向けの健康プログラム「バイタリティ」を期限付きで無償提供してもらうことが柱。スマートフォンアプリで運動の質と量、検診結果などを管理し、到達度がポイント化される仕組み。「生活習慣病予防のため市民と市職員へプログラム活用を促す。アプリのデータを保健指導にも役立てる」(市健康推進課)。一方、バイタルネットと結んだ協定は「地域医療を支えるインフラとしての役割」(ホームページより)を健康寿命延伸に生かしてもらうもの。具体的内容は健康増進イベントへの参画をはじめ、医療従事者向け研修、がんや生活習慣病の予防啓発における支援など。
今冬一番の寒気到来
今冬一番の強い寒気に見舞われた5日、県内各地は未明からまとまった雪が降り、交通機関に乱れが生じた。同日朝、東北道の大和−築館インターチェンジ(IC)間下り線と、築館−大和IC間上り線が吹雪や事故の影響で通行止めになった。迂回の車が幹線道路へ合流し、大崎市内でも断続的な渋滞が起きた。また市街地では、多くの人が歩道や駐車場の除雪作業に追われた。午前11時現在の積雪の深さは鳴子温泉川渡32㌢、古川10㌢など。東北地方整備局、東北運輸局、仙台管区気象台、東日本高速道路東北支社の4者は東北日本海側中心に8日ごろまで警報級の雪が予想されるとして「大雪に関する緊急発表」を行い、住民と公共交通機関の利用者、運送事業者らに注意を呼び掛けている。
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