高城川の現状調査

大崎市鹿島台などを経て松島湾に注ぐ高城川(全長7・4㌔)について、管理する県の担当者が28日、ボートで調査した。地上から把握するのが難しい堆積土砂やのり面崩れなどの現況に触れ、改修の参考にした。沿川住民らでつくる流域治水オフィシャルサポーター「りゅうちるネットワーク」が企画。途中の「高城川トンネル」は、1907(明治40)年から3年間かけて掘られた明治潜穴が前身で、宮城県沖地震(78年)からの復旧工事を経て現名称に改められた。3条(幅各6㍍)に分かれ、延長は約1・3㌔に及ぶ。
ステージ発表や作品展

大崎市田尻大貫地区の「第19回大貫かんぼやま祭り」(大貫かんぼやま委員会など主催)が26日、市大貫地区公民館で開かれた。園児から大人まで多くの地区住民が参加し、ステージ発表や作品展を楽しみ交流を深めた。農閑期に合わせて開催している同祭りは例年、500人近くが訪れる、同地区を代表する催しの一つ。名称の「かんぼやま」は、地域の象徴「加護坊山」のなまった言い方。この日は12団体・個人、総勢約50人が出演し、歌や踊り、楽器演奏、漫談などを披露。研修室には手芸や書道、絵画、園児たちが手掛けた工作物などがずらりと並んだ。このうちステージ発表の開幕を飾ったのは、本年度で休園する大貫幼稚園(園児数7人)の踊り。華やかな衣装に身を包んだ園児たちが練習の成果を発揮して精いっぱい踊ると、かわいらしい姿に大きな拍手が送られた。
通学に住民バス運行
加美町は、4月から中学生、高校生を対象に、小野田、宮崎両地域とJR陸羽東線西古川駅を結ぶ住民バス2路線を運行するほか、公共交通機関を利用する生徒の通学定期券購入費の補助を始める。事業開始にあたり28日、ミヤコーバスと公共交通網再編などに関する協定を締結した。子育て世帯支援策の一環。両地域と大崎市古川を結ぶ路線バスは2006年に廃止され、両地域から高校に通う生徒の送迎が家族の重い負担となっていた。
スリップ事故増加傾向
古川署管内で昨年末以降、積雪や凍結など路面状況悪化に伴うスリップ事故が増加傾向だ。寒波襲来が見込まれる2月を前に、同署交通課は冬道の安全運転を呼び掛けている。交通課によると、管内で年末年始に起きた交通事故は人身、物損合わせて昨年12月43件、年明け以降(21日現在)84件で、23年12月~24年1月の計108件をすでに上回っている。主な増加要因はスリップ事故という。
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