涌谷駅に「エキタグ」導入

駅を訪れたことを示すデジタル駅スタンプアプリ「エキタグ」が26日、JR涌谷駅に導入される。県内15駅目で、同駅へのスタンプ導入は初めて。駅が立地する涌谷町の象徴などを盛り込んだデザインで、地元の涌谷高3年、和田京太郎さん(18)が考案した。町やJR東日本は、来町者やJR石巻線利用者の増加に期待を寄せている。エキタグは、ジェイアール東日本企画が2023年3月に配信開始。スタンプは、駅構内のマークにスマートフォンをかざして入手でき、スタンプ帳に集める楽しみがある。マークは15日現在、私鉄を含む全国191路線1214駅に設置されている。涌谷駅への導入は、同駅などに停車するJR東の観光列車「だてSATONO」が昨年12月に就航したのを機に実現した。各種美術コンクールで伝統的に入賞を重ねている同校に町を通してデザイン考案を依頼。美術部前部長の和田さんに白羽の矢が立った。
伝統の妙技に沸く

涌谷町消防団(団員252人)は19日、ことしの出初め式を町勤労福祉センターで行い、県内では数少ない「はしご乗り」の妙技を披露した。伝統のはしご乗りに挑んだのは、法被をまとったはしご班3人。高さ約5㍍のはしご上端で、腹部を支えて両手足を広げる「一本大の字」や、腰掛けて火事場を探す所作を表す「狐遠見」など華麗な技を見せた。
平和の尊さ考えて
大崎市の鹿島台歴史研究会(川越壽美子会長、会員14人)は20日、鹿島台小で出前授業を行い、太平洋戦争中に鹿島台を襲った空襲について6年生71人に語り聞かせ、平和の尊さを考えてもらった。この出前授業は2007年に始めた取り組み。この日は、会員8人が紙芝居をもとにそれぞれ登場人物のせりふやナレーションを務めた。紙芝居は、戦前から戦後にかけ同校に通っていた男児を主人公に手作りした。戦前、前を通過するたびに最敬礼が必須だった奉安殿や、剣道となぎなたが必修だった学校生活のほか、勇ましい軍歌が鳴り響き、戦争ごっこがありふれていた当時の世相を紹介。召集された近所の青年を戦地へ送り出す場面では、全員で軍歌を斉唱した。
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