ことし1年を無災害で

宮城労働基準協会古川支部(木田秀隆支部長)の産業安全祈願祭が16日、大崎市古川のアインパルラ浦島で開かれ、神事を行ってことし一年の無災害を祈った。祈願祭には、同支部の事業所代表者や大崎市、古川労働基準監督署などから130人ほどが出席。神事では小野寺昭彦副支部長が「安全で快適な魅力ある職場づくりに向け、全員の英知を結集し全力でまい進する」と誓う宣言文を神前で読み上げ、木田支部長らが玉串をささげて安全を祈った。木田支部長は「現場の声を取り上げて改善を図り、労働災害ゼロを目指し、明るい一年にしたい」とあいさつを述べた。
早坂さんめでたく100歳

100歳を迎えた早坂利子さんの誕生祝いが15日、特別養護老人ホームいろは(大崎市古川稲葉)であり、市と市社会福祉協議会から記念品が贈られた。1925(大正14)年1月16日、北海道で生まれ、幼少期に古川町中里(現大崎市古川中里)で米穀店を営んでいた父方の祖父母の元へ。21歳のとき夫廣藏さん(2017年死去)と結婚し2男に恵まれた。地元では、自ら手塩にかけて育てた新鮮な野菜をリヤカーで売り歩く姿でおなじみ。行商は90代前半まで続け、引退を惜しむ声も多かったという。さすがの健脚も少しずつ衰え、自宅で転倒し、骨折したのを機に施設へ入り4年目。耳が遠く認知症もやや進み、移動時は車椅子を使うものの「健康状態は良好」(同施設)。
県内初の共通返礼品
生まれ故郷や応援したい自治体に寄付することで、税金が控除される「ふるさと納税」。返礼品競争の過熱や自治体間の格差などが問題となる一方で、複数の自治体が連携して共通返礼品を開発するなど、〝共創〟する取り組みも広がりつつある。加美町と塩釜市、七ヶ浜町は昨年12月、3自治体の人気返礼品が毎月1回、半年にわたって届く「宮城むすび定期便」の受け付けをふるさと納税サイトで開始した。3自治体が業務委託している営業企画会社「フロムゼロ」(本社・岩手県北上市)の提案を受けたもので、県内では初の取り組み。同定期便は、寄付額6万5000円から3便あり、返礼品は加美町の県産米や十五穀米、ブランド豚、塩釜市のサーモンの切り落としやタラバガニ、厚切り牛タン、七ヶ浜町の皇室献上のりなど。海の幸と山の幸が楽しめる〝ぜいたく便〟となっている。
警察活動各分野で協力
古川署は15日、警察活動各分野の民間協力者に対する感謝状贈呈式を署内で開いた。新春恒例の取り組みで今回は9団体、37個人が対象。高橋誠署長は謝辞で、管内における2024年中の刑法犯認知件数と人身交通事故がともに前年より増えた一方、凶悪犯罪の早期検挙や交通事故総数減など警察活動での成果を振り返り「地域に寄り添い、安全安心な社会実現に向けて署員一丸となり全力を尽くす」と力を込めた。
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