「仙台門松」自宅に復元
大崎市鹿島台大迫の住民2人が昨年末、仙台城下の正月をかつて彩った「仙台門松」を自宅に復元させ、新年を迎えた。門松は14日まで設置する予定で、2人はことしが良い年になることを願っている。仙台門松は高さ3~4㍍で、60年ほど前まで盛んに作られた。クリやクヌギの木で作る「真柱」(支柱)2本の上部を、3層に枝分かれした松「三階松」で結び、門のように組み上げる。真柱の根元に3~12枚前後の板や割り木(鬼打木)を巻き付けて固定し、三階松にしめ飾り「ケンダイ」をつるす。ログハウス設計施工等「ログ・トラスト」を営む金澤慶浩さん(60)宅では代々飾っていたが、作り手だった父が2023年に亡くなり、自ら製作に乗り出した。仙台門松の設置に取り組んでいる「心のふるさと創生会議」(仙台市)の製作活動に携わり、ノウハウを習得。自宅の山などから材料を切り出し、1日半かけて高さ3㍍、幅2・5㍍に組み上げた。
11年ぶり全国舞台へ
JFA第30回全日本U-15フットサル選手権大会(11日開幕、栃木県宇都宮市)に挑む大崎市内のクラブ「CFS/ESPETURO(エスペトゥーロ)U-15」が12月26日、出場報告のため市役所を訪れた。市古川総合体育館を主な活動拠点とする2012年創部のクラブで現在、小中高生から東北フットサルリーグ2部のトップチームまで年代別6チームに計約100人が所属。今回は中学3年の「U-15」が県大会(9月28日~10月19日)と東北大会(11月30日~今月1日)でそれぞれ優勝し、11年ぶり2度目の全国切符を得た。
「お芋のギフト」いかが
加美町の小野田郵便局は6日、農薬化学肥料不使用栽培に取り組む町内の「コクリ農園」が生産加工した菓子詰め合わせセット「お芋のギフト」ふるさと小包の取り扱いを開始した。ギフト商品はサツマイモチップス「さっチ」、ジャガイモの「ぽっチ」、半熟に仕上げた干し芋「加美蜜芋」の3品。3品が一つずつ入った「おためしセット」(送料、消費税込み2980円)、さっチ・干し芋の各2個セット(同3700円)、干し芋4個セット(同3800円)の3種類がある。期間は3月31日まで。
医療費じわじわ上昇
県はこのほど、2022年度の市町村別の国民健康保険と後期高齢者医療の1人当たりの年間医療費を公表した。国保は市町村平均(歯科医師、医師、建設業除く)で41万5407円で、前年度から9293円(2・3%)増加。後期高齢者は84万6808円で、同じく3876円(0・5%)増えた。新型コロナウイルスに伴う受診控えが和らぎ、これまでのような右肩上がりが戻りつつある。
受験シーズン到来
新年を迎え、受験シーズンが本格的に始まった。大崎地方では7日、古川学園中の入試が行われ、小学6年生が筆記試験や作文、面接に臨んだ。私立の同中は難関大学合格を目指す特別進学(特進)コースと、アスリートやアーティストを育てるスポーツ&カルチャー(SC)コースを設置。中高一貫の利点を生かし、6年間で生徒一人一人の目標達成を支援する。特進コースは国語と算数の筆記試験、英語による口頭試問を含む少人数面接を実施。SCコースは作文と個人面接を行った。保護者らに見送られ試験会場の教室に入った児童たちは、星豪校長から「これまで蓄えた力を存分に発揮してほしい」と激励を受けた後、集中して問題に取り組んでいた。
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