2025/1/7


官公庁、企業で仕事始め

 2025年が本格始動-。官公庁と大半の企業は最大9連休の年末年始休みを終えて6日が仕事始め。大崎市役所では伊藤康志市長が年頭の辞を述べ、新たなまちづくりへの意欲をみなぎらせた。冒頭〝書き初め〟として「希」の漢字を掲げた伊藤市長。「『こいねが(う)』と読み、強く願い切望する意味で使う」と。その上で、ことし20周年を迎える大崎市誕生前の旧1市6町ぐるみでの合併協定調印(05年1月)、蕪栗沼・周辺水田のラムサール条約湿地登録(05年11月)を振り返り「大きな節目。先人の志を受け継ぎ、豊かな自然を維持活用しながら市のさらなる発展を希う」と語った。また今春、全国2例目の公設公営「おおさき日本語学校」、鳴子温泉地域4校統廃合に伴う市内2校目の義務教育学校「鳴子小中学校」を開校させることにも触れ「力強く前へ一歩踏み出す年に」と強調。「ことしの干支『巳』は脱皮、再生し成長する不老不死のシンボル。飛躍発展を希う」とまとめた。

健康願い459人走り初め

 走り初めを通してことしの健康を願う「まつやま元旦マラソン&ウオーキング大会」(大崎市体育協会松山支部主催)が1日、同市松山中心部で開かれた。帰省中の人を含む市民ランナーが商店街を駆け抜け、健康的な1年のスタートを切った。58回目の今回集まったのは、前回(昨年)を89人上回る459人で、遠くは長野県から訪れた人やアニメキャラクターなどの衣装で参加した人も。老若男女入り乱れて1・2~3㌔のコースに挑んだ。前日までに大雪に見舞われなかったこともあり、コースの状態は上々。沿道に集まった人たちは「頑張れ」としきりに声援を送り、参加者たちの力強い走りを後押しした。

青果市場で初競り

 大崎市の古川青果地方卸売市場で5日朝、初競りが行われた。昨年は猛暑が影響し、おととしに続いて出荷量が平年を下回っただけに、集まった約50人の生産者や買参人たちは出荷量の回復を期待し、威勢のいい声を響かせて品物を競り落としていた。競りに先立ち、古川高倉地区の「高倉蘖太鼓」が力強い演奏を披露。市場の門脇勝文社長は「仙北唯一の青果市場として、皆さんの期待に応えられるよう、役職員一同頑張っていきたい」とあいさつした。買参人組合の米倉秀一組合長が音頭を取り、世界平和と商売繁盛を願い三本締めをした。午前7時40分ごろにベルが鳴り、ハクサイやコマツナといった葉物野菜、根菜、果物、花卉が次々と競りにかけられた。

 

運動通じ世代間交流

 「スポーツレクリエーションフェスティバル」が12月15日、大崎市岩出山体育センターで開かれ、大人から子どもまでが体力づくりに取り組んだ。市民の運動不足解消や世代間交流を狙いに、市体育協会岩出山支部が2017年に始めた。今回は岩出山地域を中心に、市内各地から約110人が参加した。参加者たちはリズムエクササイズで準備体操を行った後、10人前後でチームを組み、個人戦、団体戦合わせて10種目を実施。中でも、風船をうちわであおいで運んだり、サッカーボールをドリブルしたりする「足はっちょう手はっちょう」と玉入れの団体戦2種目は白熱し、盛んな声援も飛び交っていた。