2024/12/28


かるたでお年寄り激励

 大崎市古川南中(生徒数454人)は19日、学校近くのデイサービス施設「セカンドハウスほなみ」に手作りかるたなどを寄贈した。「めざせ100歳」「特殊詐欺に気を付けて」など、かるたを通じて高齢者にエールや注意を呼び掛ける。寄贈したのは、全校生徒で制作したひらがな50音のかるた2セットと、特別支援学級の生徒が作ったABCかるた1セットの計3セット。春夏秋冬をテーマにした飾り物4点も贈った。

ゲレンデの雪に一安心

 大崎市鳴子温泉の上野々スキー場は、30日から営業を始める。それを前に26日、安全祈願祭が同スキー場レストハウスで行われた。昨シーズンは暖冬による雪不足で1日も滑れなかったためオープンは約2年ぶりで、関係者らは雪が積もったゲレンデの状態を喜ぶとともに、シーズン中の無事故を願った。同スキー場は1923(大正12)年に開場。鳴子温泉中心街から近い上、斜面が緩やかなため初心者や温泉客、家族向けのスキー場として親しまれてきた。周辺の丘陵地はゴルフ場となっているが、冬季はクロスカントリーコースに変わる。標高200~300㍍と低いため、雪の増える1~2月が本格シーズン。しかし、近年は温暖化などの影響で営業できない日が多くなっているが、ことしはゲレンデ一面が雪に覆われ、積雪深もこの日時点で40㌢に達した。

官公庁など仕事納め式

 官公庁と多くの企業は27日、2024年の業務を終えた。大崎地域広域行政事務組合も同日朝、組合庁舎で仕事納め式を行い、管理者の伊藤康志大崎市長が構成1市4町での消防救急、環境衛生、生涯学習など各業務を担う職員たちの労をねぎらった。一般的な年末年始休みは28日~来年1月5日の9日間。伊藤市長は訓話で、大崎広域中央クリーンセンター(同市古川桜ノ目)周辺の水辺環境をにぎわい創出に生かす「江合川かわまちづくり」計画が国土交通省の支援制度に採択された(8月)ことを振り返り「地元住民の主体的な取り組みを組合と市、企業、そして国がみんなで支える事業は珍しい。ぜひ成功事例に」と力を込めた。

 

ことしも門松お目見え

 大崎市古川敷玉地区公民館の玄関口に、ことしも高さ約160㌢の立派な門松一対がお目見えした。同市古川深沼の佐々木徳夫さん(86) が、昨年に続き製作し寄贈した。同館の門松は、敷玉地区老人クラブ連合会が10年近くにわたって作り、設置してきた。しかし、同会は会員の減少などを理由に昨年解散。門松も終了かと思われたが、会員だった佐々木さんが「作ることが好きだし、習慣のように行ってきたので」と製作を続けている。

 

ローレンス氏が出馬へ

 来夏予定されている第27回参院選宮城選挙区(改選数1)に、参政党県連会長で牧師のローレンス綾子氏(54)=仙台市=が26日、党公認候補で立候補する意向を表明した。ローレンス氏は茨城県出身。米国オレゴン大卒。非政府組織職員を経て2022年の参院選と昨年の県議選に出馬し、いずれも落選した。昨年1月から参政党県連会長を務めている。来夏の参院選には、立憲民主党現職で再選を目指す石垣のりこ氏(50)、自民党新人で元県議の石川光次郎氏(57)も立候補を予定している。

 

空手大会で4人優勝

 大崎市古川の実践空手道試衛館で稽古に励んでいる小学生6人が、「2024冬季錬成大会」(15日、山形市総合スポーツセンター)で優勝や上位入賞を果たした。錬成大会は、全日本総合空手協会が毎年夏と冬の年2回開催。今回は東北6県と新潟県の小学生から一般まで計175人が出場。同館からは市内の小学2~6年生10人が挑み、このうち4人が優勝、2人が3位に入賞した。優勝者で最年長の佐々木琴さん(12)=古川第二小6年=は、中級小学5~6年女子37㌔以上の部(出場者6人)に出場。自身より級位が上の相手にもひるまず、突きや蹴りを積極的に繰り出し、3試合を戦い抜いた。

 

Xマスに菓子贈る

 クリスマスにちなみ、大崎市古川駅前大通のパチンコホール「オータ古川店」は25日、菓子の詰め合わせを美里町二郷の障害者福祉サービス事業所「わ・は・わ南郷」利用者たちに贈り、クリスマス気分を味わってもらった。2019年に始めた社会貢献の一環。同店の客が遊技台で獲得した景品の菓子類のうち不要な分を店内の箱に寄せてもらい、県内の福祉施設に寄付している。

 

インフルエンザ 大崎6週連続で県内最多

 県は26日、第51週(16~22日)の感染症発生動向調査週報を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、インフルエンザで合わせて442人の感染が報告された。1定点医療機関当たりでは44・2人と6週連続で県内最多。塩釜、仙台市、仙南とともに警報の基準である同30人を超えたため、県全域にインフルエンザ警報を発表した。