マイ・タイムライン作ろう
北上川下流河川事務所は4日、防災学習会を大崎市松山小で開いた。同校の4、5年生計61人が、台風が発生してから避難するまでの防災行動計画「マイ・タイムライン」の作成に取り組み、備えの大切さを学んだ。マイ・タイムラインは国交省がウェブサイトで公開し、活用を呼び掛けている。台風の発生から接近に伴う風雨の強まり、川の水量増加、氾濫までの各段階で取るべき行動を考えてもらうのが目的。河川や避難所までの距離、家族構成、移動手段などで準備する物や行動を始める時点は一人一人異なる。講座は、災害から命を守る行動を小中学生にも考えてもらうのが狙い。大崎市の小学校では初めての開催で、同事務所の職員6人が講師を務めた。児童たちは、「安全な所への移動を始める」「避難しやすい服装に着替える」「住んでいる所と上流の雨量を調べ始める」など六つのシールを並べ替え、理想的な避難計画を考えた。
児童代表が〝サミット〟
大崎市の「今、夢、未来」について小学生が語り合う「おおさき子どもサミット2024」は11月26日、市役所本庁舎の議場であり、各校代表から大人顔負けの意見、提案が次々と飛び出した。ホスト校の沼部小をはじめ市内19校が顔を合わせたほか、姉妹都市提携を結ぶ東京都台東区の区立平成小もオンラインで参加。パネル討論では6校が大崎市の現状と理想的な将来像、まちづくりのアイデアを発表し、意見交換していった。古川第五小が発案した「お米のフェスティバル」企画は観光誘客と世界農業遺産「大崎耕土」PR、陸羽東線沿線での開催による鉄路活性化と〝一石数鳥〟の効果をもたらす本格的なもの。古川西小中は小中5校が統合した経緯から、多彩な廃校利活用策を考えた。
平野部もうっすら雪化粧
県内は7日、冬型の気圧配置となって冷え込み、朝方は大崎地方の平野部もうっすらと雪化粧した。アメダスによると、この日の最低気温は大崎市鳴子温泉川渡で氷点下1・3度、同市古川で氷点下0・4度、同市鹿島台で0・2度。日中もあまり気温は上がらず、午前11時現在、川渡1・8度、古川2・8度、鹿島台4・4度だった。この冷え込みで、大崎地方は平野部でも朝方にかけて雪がちらついた。大崎市古川では植木や車にうっすら雪が積もり、出勤前に車の雪を払う人の姿が見られた。
アートミュージアム
アクセサリーや雑貨の展示販売会「アートミュージアム 杉玉」が大崎市松山酒ミュージアムで開かれている。温かみが感じられておしゃれなクリスマス向け作品もあり、熱心なファンを引きつけている。22日まで。2回目となる今回の出展者は、県内在住の手作り作家11人。マクラメのランプシェードや花材を使ったオーナメント、羊毛フェルト作品など、個々のセンスや技術が光る200点余りを並べた。
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