2024/11/29

「余裕持った運転を」 

　路面凍結などに伴う交通事故増加が懸念される冬季を迎え、宮城労働基準協会古川支部交通労働災害防止部会は22日、研修会を大崎市三本木公民館で開いた。部会員ら29社35人が、近年の交通事故の例をもとに事故防止に向けた心構えなどを学んだ。古川署交通課の鎌田貴之課長によると、19日現在、管内でことし発生した人身事故は１９２件（速報値）で、前年同日と比べ23件増えた。死者は３人減の１人だが、負傷者は41人増の２３７人になっている。鎌田課長は、事故の発生率が高い時間帯に通勤・通学時間帯（午前７～９時、午後５～６時）を挙げた。過去５年間で初雪が降った日を大崎市古川で11月30日、同市鳴子温泉で同24日とし、「天気予報を参考にし余裕を持った運転を心掛けてほしい」と呼び掛けた。

すこっぷ三味線ワールドカップ 優勝飾る

　スコップを三味線に見立てて〝演奏〟を競う「すこっぷ三味線ワールドカップ」（２日、岩手県北上市文化交流センター）で、加美町の「華風舞姫かみスコップ隊」が初出場で優勝した。21日、星代表らが大崎タイムス社を訪れ、優勝を報告した。大会には、全国から14団体と個人13人が出場。大崎地方からは、「すこっぷ三味線『結』」に所属する華風舞姫かみスコップ隊と「希楽々」がエントリー。団体の部に出場した華風舞姫かみスコップ隊の５人は、ツバキやツバメの刺しゅうを施した手作りの黒装束を身にまとい、きらびやかに飾り付けた雪かき用スコップをカンカンカンとかき鳴らした。会場の盛り上がりも採点に含まれるため、地元から多くのファンが駆け付け、「華風舞姫ー」「いいぞー」と声援を送った。

神林さん（古川）全国舞台へ

　バドミントンの「第33回全国小学生選手権大会」（12月24日開幕、神戸市）に学年別個人、団体で挑む古川ジュニアバドミントンクラブ所属の神林咲愛さん（11）＝大崎市古川第五小６年＝が20日、大崎タイムス社を訪れ、ひのき舞台への意気込みを語った。シングルスで県予選優勝、東北大会２位の好成績を収め、昨年に続いて全国切符をつかんだ。団体では県代表チーム主将を担う。古川総合体育館が拠点の古川ジュニアに週２回通い、ほかの日は仙台市内への〝出稽古〟と個人練習。まさにバドミントン漬けの日々を送る。小学校入学前に競技を始めて以来「ずっと目標でライバル」が、世代屈指の実力者で強豪校に進学した１歳上の姉美彩さん＝福島・ふたば未来学園中高１年＝。以前はダブルス中心だった咲愛さんも姉と同じシングルスに転向。「とにかく拾って拾って、相手の隙を狙う」プレースタイルに磨きをかけ、前回大会の16強超えを狙う。

集まったごみ計300キロ

　大崎市古川の市民グループ「化女沼２０００本桜の会」は20日、ことし最後となる化女沼の環境美化活動を行った。この日も多くの可燃ごみ、不燃ごみが集まり、この１年間で回収したごみの総量は約３００㌔に上った。古川のラムサール条約湿地、化女沼をサクラの名所にしようと取り組んでいる同会。植樹や環境保全のほか、環境美化活動としてごみ拾いも行っている。環境美化活動は、毎年４月から11月まで月１回実施。ことしは雨天のため中止した７月を除く７回の活動で延べ２００人余りが参加。拾い集めたごみの中には古タイヤや一輪車用の車輪、パソコンのモニター、米びつ、テレビ台、衣装ケース、卓上コンロといった粗大ごみもあった。