地元食材の芋煮「おいしい」
保護者らによる芋煮会「食と心の収穫感謝祭」が13日、大崎市古川西小中(児童生徒数333人)であった。全校児童生徒が体育館に集まり、地元食材を使った芋煮に舌鼓を打った。保護者や教職員、地元住民でつくる「古川西小中応援団」が前年度から開いているイベント。地域の農家や畜産業者から野菜や肉を安価で提供してもらい、地元の食生活改善推進員14人が調理、会場準備や配膳は応援団の保護者が行った。児童生徒は学年ごとにそれぞれのレジャーシートを並べ、具がごろごろ入った芋煮を味わった。多くの子どもたちがお代わりし、「大盛りでお願いします」と配膳担当の保護者に椀を手渡す姿もあった。
児童と住民共同で訓練
涌谷町は16日、児童と住民の共同による初めての総合防災訓練を涌谷第一小で行った。同校の児童約350人を含む周辺住民ら合わせて約480人が水害と地震を想定し、避難の仕方や日頃の備えを確かめた。西地区の住民約50人が指定避難場所の同校体育館に避難し、児童たちと共に段ボールベッドの組み立てに挑戦した。金具で固定するなどして組み立てたユニット3点を組み合わせ、10分ほどで丈夫なベッドを作った。会場には、停電時にも飲料を提供する自動販売機「災害救援ベンダー」や災害用伝言ダイヤル体験用電話機、防災備蓄品、災害用簡易トイレが設置され、避難者らが有用性を確かめた。
母校の思い出振り返る
本年度末で152年の歴史に幕を下ろす大崎市川渡、鳴子両小学校でこのほど、閉校イベントが開かれた。両校を含む鳴子温泉地域の小中4校は来年4月、統合して市内で2校目となる義務教育学校「鳴子小中学校」になる。閉校イベントでは児童や保護者、地域住民が世代を超えて交流を楽しみ、母校の思い出を振り返った。川渡小(児童数60人)の閉校イベント(実行委主催)は16日、同校で行われた。午前中は体育館で最後の学習発表会を実施。終了後は校内に保管されているアルバムや卒業記念誌が公開された。アルバムは授業や式典、行事、校外学習などの様子が収められたもので、図工室に数十冊が並び、大正時代の白黒写真もあった。多くの親子連れがページをめくり、「懐かしい」「お母さんが写っている」と語る姿が見られた。
鳴子小(児童数47人)の閉校記念イベントは22日夕方、同校体育館で開かれた。閉校記念事業実行委をはじめ、温泉街の親和会や自治会など計21団体が共催して開催。児童のほか卒業生や地域住民約500人が集まった。地域の人たちに感謝を伝える「お別れ会」として企画。イベントの後半は多世代が輪になり、「鳴子踊り」を踊った。終了間際には校庭で約70発の花火が打ち上げられ、児童と住民が思い出を語り合っていた。
財政再建状況を説明
涌谷町は18、22、25日の3日間、財政再建計画の報告会を町内3カ所で開いた。昨年度決算が町議会9月会議で認定されたのを受け、「財政非常事態宣言」の解除後初めて開催し、再建達成状況を住民に説明した。町民医療福祉センターで開いた報告会では、遠藤釈雄町長が取り組みと効果を説明した。「財政調整基金は一時580万円程度に落ち込んだが、昨年度末に15億円に回復した。国保病院については有識者の意見を参考に病床を減らすなど資源の効率的活用を図り、収益が増えた」と述べた。
富永ふるさと祭にぎわう
大崎市古川富永地区の「第17回富永ふるさと祭」が17日、旧富永小体育館で開かれた。300人余りの地区民らが訪れ、演芸や作品の鑑賞、抽選会などを楽しんだ。古川富永地区振興協議会が主催。ステージ発表は2部構成で行われ、第1部は古川高倉地区の「高倉蘖(ひこばえ)太鼓」の力強い演奏でスタート。子ども会や民生児童委員、保健推進委員らによるグループ、公民館で活動する人たちなど合わせて22の団体、個人が出演し、楽器演奏や民謡、舞踊、レクダンス、歌といった多彩な演目を次々と披露した。第2部は創立90年以上の歴史を誇る「古川マンドリンクラブ」がゲスト出演し、昭和のヒット曲などを演奏した。
菅原さん(築館小6年)最優秀賞
栗原市が市内の児童、生徒を対象に募集していた「市誕生20周年記念キャッチフレーズ」が「つながる ひろがる ずっと栗原」に決まった。築館小6年、菅原優花さん(11) の作品が最優秀賞に選ばれた。23日、栗原文化会館で開かれた市表彰式に先立ち、発表と表彰が行われた。佐藤智市長は「市民の一体感、市の発展への思いが分かりやすく表現されている」と評価。菅原さんと、優秀賞に選ばれた佐々木舞衣さん(瀬峰小4年)、菅原愛叶さん(一迫商業高3年)に表彰状と記念品を贈った。
コメントをお書きください