鹿島台互市にぎわう
大崎地方に初冬の到来を告げる風物詩「秋の鹿島台互市」が10日から、大崎市鹿島台中心部の昭和通りで開かれている。約800㍍の通り沿いに東北最大級規模の171の露店が軒を連ね、行き交う買い物客で混み合っている。12日まで。近代鹿島台の礎を築いた「わらじ村長」こと鎌田三之助村長が、村内14の神社を現在の鹿島台神社に合祀したのを記念し、村の産業振興を狙いに1910(明治43)年に始めた。115年目の今回、通算230回を数える。店先に並んでいるのは、旬の農海産物や日用品、衣料品、食品など。初日は日曜日ということもあって朝から買い物客でごった返し、冬支度に向け冬物衣料や食材を買い込んだり店主との会話を楽しんだりする人々の姿が見られた。
ちびっ子力士が熱戦
加美農高や小牛田農林高などで相撲部監督を務めた山蔦悦郎さん(74)=大崎市岩出山出身=にちなんだ「山蔦杯少年相撲大会」が3日、加美農業高相撲場で開かれ、県内外の小学生たちが気迫あふれる取組を繰り広げた。県の相撲界発展に貢献した山蔦さんの功績をたたえるとともに、相撲競技人口の拡大を図ろうと、山蔦さんに続き東京農業大相撲部の門をたたいた同部OB会県支部が中心となって主催。今回で11回目。県内のほか山形、岩手から30人が出場し、団体戦と学年別個人戦を実施。団体戦には3人一組の10チームが臨み、予選3回戦の勝敗得点結果で4チームが決勝トーナメントに進出し、優勝を争った。山蔦さんが見守る中、小さな体に太いまわしを着けた子どもたちは、激しいぶつかり合いを見せ、白熱した戦いを展開。土俵の周りでは保護者らが大きな声で声援を送って子どもたちを励ました。
飲酒運転根絶へ夜間検問
飲酒機会が増える年末を前に、仙北ブロック6警察署(古川、遠田、若柳、築館、鳴子、加美)合同での一斉夜間検問が8日、大崎市中心街と近郊の幹線道路で繰り広げられた。10月末現在、飲酒運転事故が県内市区町村別で最多(5件、仙台市青葉区と同数)の同市に狙いを定め「一斉包囲網作戦」と銘打ち実施。幹線道路6カ所に署員が陣取り午後10時から2時間、飲食店が多い中心街から郊外へ向かう車両を1台1台停止させ、運転手にアルコール検知への協力を求めていった。
紅葉の祥雲閣きれいに
シニアカレッジ「宮城いきいき学園大崎校」の同窓生は7日、県北随一の本格茶庭、大崎市古川の祥雲閣で清掃ボランティア活動を行った。白砂や玉石などで水の流れを表現した枯山水、四季折々の木々や草花を楽しめる同施設の日本庭園。紅葉に彩られるこの時期は、庭園の散策を楽しむ観光客も多い。大崎校同窓生は、訪れた人たちに心地よい空間を提供したいと、6年前から同施設で落ち葉拾いを実施。この日は27、29、30期生と現役生合わせて25人が参加し、持参した熊手やほうきで作業を行った。
秋にもあらたなにぎわいを
大崎市三本木の特産品などを一堂に集めて売り出す「サンライズマルシェ」が3日、地元の八坂神社境内で開かれた。新米や旬の野菜、雑貨類が売り出され、晩秋の境内がにぎわった。春まつりや夏まつり、ひまわりまつりがある春から夏までと比べ、催事が少ない秋に新たなイベントをつくり出そうと、地元のデザイナー本宮孝太郎さん(35)らが実行委員会を立ち上げ、昨年初めて企画、主催した。2回目のことしは、前回から倍増の16店が出店。このうち地元特産「上伊場野里芋」のコーナーには、開幕前から数十人が列をつくって〝幻のサトイモ〟を買い求めていた。
料理大変でも楽しい
大崎市鹿島台小の児童が10月26日、鹿島台中央児童館で肉じゃが作りに挑戦し、調理の楽しさや食材を作る苦労を学んだ。県の食育講座の一環。まず、食育に取り組んでいるNPO「おむすび」(同市三本木)代表で食育指導士の清水智子さんら3人が紙芝居を通してコメ作りの苦労などを伝えた。2~6年生11人が参加。県産の新米などを原料に、肉じゃがとみそ汁、おにぎりを作った。大半が野菜を切るのもおにぎりを握るのも初めてだったが、清水さんから教えてもらい、自らの手で少しずつ料理を作り上げていく楽しさを味わっていた。
闘魂ボンバーズ(石巻)3連覇
第5回大崎タイムス社杯・古川ソフトボール協会長杯争奪秋季ソフトボール大会が3日、大崎市古川北中グラウンドで開かれ、闘魂ボンバーズ(石巻市)が3連覇を果たした。大会には大崎、石巻、登米各市から5チームが参加。リンク戦で優勝を競った。熱戦の結果、闘魂とTeam・S(大崎市)が2勝となり、得失点差で闘魂が優勝。優秀選手賞には闘魂の奥津庸介選手が選ばれた。 優勝した闘魂の橋彰監督は「参加チームのレベルが上がり手ごわかったが、投手、打撃も好調で勝利できた。今後も練習を重ねて4連覇を目指したい」と語っていた。
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