2024/10/22


中心街で「下にー、下にー」

 大崎市の秋の風物詩「おおさき古川秋まつり」が20日、古川中心街で開かれた。祇園八坂神社ゆかりの「大名行列」はじめ「おおさき元氣祭」「はたらくくるま大集合」「鉄道フェスティバル」など多彩な催しがあり、街はまつり一色に染まった。伊達家に連なる稚児を旧祇園社別当として迎えた行列が由来の大名行列はまつりのハイライト。本殿(古川中島町)での神事後、地元2保存会のうち「稲葉先陣」100人余りが馬上の「殿」と、それを守る侍、奉公人らに扮して醸室(古川七日町)前を出発。古川駅前大通までの目抜き通りを「下にー、下にー」の掛け声に合わせて整然と練り歩いた。

淡い色彩の風景や人物

 大崎地方などの水彩画家でつくる「水彩画を楽しむ会」の作品展が美里町近代文学館で開かれており、淡い色彩で描かれた風景画や人物画が披露されている。大崎タイムスなど後援。25日まで。同会は、水彩画に魅せられた仲間が集まり、2015年に結成。会員は同町や大崎市に12人おり、平均年齢は70歳代前半。月2回、同館と大崎市地域交流センター・あすもで描画に打ち込んでいる。作品展は初めて開催。全会員が1~5点ずつ計51点を掲げ、人物や巨木、山岳、浜辺など各自のテーマに沿った作品が並んでいる。

期日前投票 前回下回る

 第50回衆院選(27日投票)の期日前投票の状況について、県選挙管理委員会は第1回中間集計を20日午後8時現在でまとめた。それによると、16日からの5日間で期日前投票をした人は9万2820人で、前回同時期(2021年10月24日)を975人下回ったが、有権者全体(14日現在190万941人)の4・8%を占めた。市町村別では16市町で前回を上回った。宮城5区に含まれる県北部では、色麻町で微増したが、他6市町は減少。大崎市では、前回と比べ849人減の5136人が利用し、有権者全体(同10万5156人)の4・8%を占めた。

 

痴漢被害防止に協力を

 遠田署は17日、痴漢と盗撮被害の防止を呼び掛けるキャンペーンをJR小牛田駅で行い、被害防止や摘発への協力を電車利用者に訴えた。同署によると、管内でことし検挙した痴漢と盗撮はそれぞれ1件で、このうち盗撮は同駅構内で発生。スマートフォンの普及やカメラの小型化で盗撮被害は地方でも身近な犯罪になっているという。痴漢被害に遭わないためには、バッグなどの荷物で体を覆ったり混雑時にドア付近に立たないようにしたり、乗車時間帯を日々変えたりするといった自衛策が求められる。被害を見かけた場合は110番通報や駅員への報告、事情聴取に協力してほしいとしている。

 

アルプスアルパイン グッドデザイン賞に選定

 「2024年度グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)の受賞結果が16日に発表され、昨年3月に使用が始まったアルプスアルパイン(本社・東京)の仙台開発センター(大崎市古川中里)が選ばれた。研究者が没頭できる居場所と、新たな気付きや自然な交流が生まれる場が共存するように配慮された共創空間「OneLAB」が高く評価された。

 

水辺の空間でグラウンドゴルフ

 大崎市松山下伊場野地区で鳴瀬川堤防などの除草作業を中心に活動している「下伊場野水辺の楽校運営協議会」は9月29日、「感謝のつどい」を下伊場野親水公園で開き、住民50人がグラウンドゴルフを楽しんだ。下伊場野水辺の楽校は1999年に開校。地域住民らが同公園を中心に堤防から河川敷までを「水辺の空間」として整備を図っていて、水辺の自然学習や地域活動の拠点として活用されている。堤防の維持管理の大切さや古里の自然環境を再認識し、利用拡大と理解を深めてもらう狙い。5~87歳が8班に分かれて8ホールを回り、個人の合計打数を競った。