独の青年17人 大崎へ
ドイツ西部シュタインフルト郡に住む青年ら17人が16日から、大崎市鳴子温泉を訪れている。ことしで34年目を迎えた「日独青少年相互交流」の一環で、大崎市を訪問したのは6年ぶり。22日までの1週間、ホストファミリーの家に滞在しながら学校や県内の観光地などを訪れ、日本の自然や文化に親しむ。交流の始まりは1987年、旧文部省が主催した日独青少年指導者セミナーがきっかけ。そこで意気投合した、子ども対象のキャンプなどを手掛ける「ハーモニィセンター」(東京都)とシュタインフルト郡の青少年局員、ルドガー・フォンディックさん(2023年死去)らが「互いの古里の息遣いが感じられる交流を」と企画した。同センターの呼び掛けに応じた旧鳴子町は90年、シュタインフルト郡の訪問団を初めて受け入れ、翌91年は鳴子の高校生ら5人をドイツに派遣。以来、住民たちが交互に行き来していた。新型コロナウイルスの感染拡大以降はオンラインで交流を続け、ことし直接交流の再開にこぎ着けた。
75年続く伝統の運動会
大崎市松山地域を挙げての「松山ふれあい運動会」が13日、市松山野球場で開かれた。ことし75年を迎えた伝統行事で、幼児から高齢者まで幅広い世代が年代別競技に地区別に挑み、秋晴れの下、爽やかな汗を流した。終戦から5年後の1950(昭和25)年、住民の健康づくりと親睦を目的に始まり、市誕生後は17回目を数える。松山まちづくり協議会や市体育協会松山支部など3団体が共催し、今回は総勢600人余りが参加。17チームに分かれ、長縄跳びや玉入れ、障害物リレーなど10種目で得点を競った。このうち年代別混合リレーは、1チームにつき小学生のほか、10歳代から60歳代までの計7人が100㍍ずつ走った。バトンが次の走者に託されるたび、客席から熱のこもった声援が響いた。
YKK AP 東北製造所 操業50年
大崎市三本木の住宅用建材等製造大手「YKK AP東北製造所」が、ことし操業50年を迎えた。同社は11日、記念式典を同所で開き、地域の環境保全や地球環境に配慮したものづくりやリサイクルによる持続的成長を誓った。東北製造所は、1974(昭和49)年に同社国内3番目のアルミ一貫生産工場として操業開始。現在はアルミ・樹脂素材や樹脂窓、木質インテリアなど住宅用商品をはじめエクステリア、産業製品を生産している。敷地面積74万5200平方メートル、施設は延べ床面積40万2500平方メートルに及び、大崎地方有数の規模を誇る。従業員も操業当初の3倍以上に上る約1500人を抱える。
秋晴れの下 健脚競う
「第41回田尻ふれあい駅伝大会」(大崎市、市教委主催、同実行委主管)は13日、市田尻総合体育館を発着点とする10区間6・34キロのコースで行われた。12チーム、総勢約120人が参加し、チーム一丸となってたすきをつないだ。今回は7歳から70代までの選手がエントリー。爽やかな秋晴れの下、選手たちは懸命にたすきをつなぎながら、同体育館周辺を2周するコースを力走。沿道では多くの地域住民らがレースを見守り、選手たちに笑顔で声援を送る姿が見られた。レースの結果、桜田行政区が7年ぶりに優勝。
個性豊かな人物画並ぶ
「第7回人物デッサン小作品展」が、大崎市古川穂波2丁目のギャラリー&カフェびいひろで開かれており、個性豊かな人物画が来場者の目を楽しませている。26日まで。同店は2016年12月の開店当初から月1回、古川の洋画家、小山田光太郎さん(春光会代表)を講師にデッサン会を開催。デッサン会参加者の作品を紹介する同展は毎年この時期に開いており、今回はデッサンをもとに制作した水彩画や油絵など31点を並べた。寝転がる女性や椅子に座ってギターを弾く男性など構図はさまざま。同じモデルの作品でも描く角度や色使い、タッチなどが異なり、作者の感性が発揮されている。
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