乳牛改良の成果競う
2024年度県総合畜産共進会乳用牛の部(県畜産協会主催)が25日、美里町のみやぎ総合家畜市場で開かれ、県内一円の酪農農家が乳牛改良の成果を競った。出品されたのは月齢(1歳未満~5歳以上)と出産経験別8区分合わせて39頭で、このうち加美農業高を含む県北部の生産者が出品したのは21頭だった。県畜産試験場の菊地武場長ら審査委員3人が、各牛の頭や肩、尻など各部位の釣り合いや乳房の発達ぶりを100点満点で審査した。上位2頭に贈られる名誉賞とともに農林水産省畜産局長賞に入ったのは、大崎市古川宮沢の八巻誠さん(47)。父母らとともに30年近くにわたり乳牛を飼養していて、これまでにも複数回、名誉賞を受けている。
古川学園2大会連続準V
第77回秋季東北地区高校野球県大会は8日目の29日、仙台市民球場で決勝を行い、2大会連続で頂上決戦に進出した古川学園は、仙台育英に0−8で敗れた。古川学園は10月12日から福島県で行われる東北大会に宮城第2代表として出場する。昨夏の全国高校野球選手権準優勝校、仙台育英に1年生を主軸とした新チームで挑んだ古川学園。三回に二死一、三塁の先制の好機をつくったが、三ゴロに打ち取られた。その裏に1点を許し、0−5で迎えた八回には二死二塁から3本の適時打で3点を奪われ、突き放された。
昼夜の別なく警鐘
大崎市の古川地区交通安全協会(安協)、同安全運転管理者事業主会(安管事業主会)、同安全運転管理者会(安管会)は24日朝、古川穂波の国道4号亀の子交差点で合同街頭啓発活動を繰り広げた。週明けの繁忙時間帯に緊張感ある運転をしてもらおうと、市内屈指で交通量が多い同交差点を活動場所に。参加者たちは「横断歩道は歩行者優先」「高齢者横断注意」など標語入りの横断幕やのぼり旗を掲げながら行き交う車にアピール。「大人も子どももヘルメット着用」の自転車乗車ルール順守も呼び掛けた。古川地域飲酒運転根絶活動推進委員協議会と古川署は27日夜、大崎市古川の繁華街で飲食店に「根絶宣言」への協力を呼び掛ける街頭活動に取り組んだ。推進協と署員が県警指定の重点区域(古川北町1丁目、台町、東町)に繰り出し〝花金〟でにぎわう約100店舗を訪問。店頭やカウンターに掲示してもらう「飲酒運転しません!させません!」のステッカーや「STOP!飲酒運転」の文字入りコースター、啓発チラシを手渡していった。
交通安全業後コンクール
「加美郡小中学校交通安全標語コンクール」(加美地区交通安全協会、加美署共催)の表彰式が27日、加美自動車学校内で行われ、入賞した児童生徒に賞状と記念品が贈られた。標語は色麻、加美両町の小中学生が夏休み期間に作り、各校が3点を選定。それらの作品を同安協や加美署、教育委員会などが審査し、小中学校それぞれ最優秀賞1点、優秀賞2点、優良賞2点を決めた。最優秀賞小学生の部は鳴瀬小6年、宍戸光君の「スマホ見る 心の油断事故招く」が受賞。宍戸君の最高賞受賞は3年連続。最優秀賞中学生の部は色麻学園7年、野口竜功さんの「危険だよ ながら運転やめようね」が選ばれた。
ドローンで資材を空輸
紅葉シーズンに訪れる登山客の安全を確保しようと、栗原市の栗駒山で登山道の補修工事が進められている。請け負っている大崎市三本木の土木・管工事「オイデック」がドローンで資材を空輸。作業時間の短縮につなげた。9月いっぱいの完工を目指している。同社が担当しているのは中央コースと東栗駒コース。県の発注工事で、4年連続で請け負っている。両コースは所々で雨や雪のため道がえぐられ、自然保護のため立ち入りを制限するロープ柵が破損した。中央コースは石畳が崩れ、東栗駒コースはぬかるんで歩きづらいところがある。作業では雨などで流された部分やぬかるみに石を敷き、切れたロープを張り替えるなどした。ドローンの資格を持つ社員が運搬専用機を操縦し、ロープと、ロープを張るための金具を搬送している。同社はドローンを3機所有。最大級で一度に40㌔まで搬送できるという。
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