大崎地方で稲刈り進む
米どころ大崎地方で稲刈りが進んでいる。県大崎農業改良普及センターによると、管内の稲刈りは高温が続いた影響で刈り取りの開始(5%)が11日で、平年(過去5年平均)より6日早かった。19日もコンバインを操作する農家の姿が各地で見られた。同センターによると、管内の稲刈りの進捗率は17日現在で19・7%。刈り取り盛期(50%)は平年で27日、昨年は23日だった。作業が早まっているのは、6月以降に高温が続き、穂が出るのが平年より4日から5日早く、その後も気温が高く登熟期間が短くなり、刈り取り適期が7日早まったためという。
伊達武将隊が〝出陣〟
15種、約18万本のコスモスが見頃を迎えている大崎市松山御本丸公園(コスモス園)で、週末を中心にイベントが開かれている。14日は観光PR隊「伊達武将隊」が〝出陣〟し、仙台藩伊達家と松山地域のつながりをPR。28日にかけて地元バンドやコーヒーショップによるコンサートやフェスが予定されていて、松山地域の象徴を盛り上げる。伊達武将隊の出演は約10年ぶりで、松山観光協会が主催した。三日月の兜の前立てが特徴の甲冑に身を包んだ伊達政宗や重臣の片倉景綱ら3人がステージで華麗な舞を披露したほか、松山地域を治めた重臣茂庭(鬼庭)家についての紹介もあり、地元住民を中心に盛り上がりを見せた。28日は、県内のカフェやキッチンカー合わせて4店によるコーヒーフェス「カップオブオオサキ」が催される。午前10時から午後2時まで。
東北新幹線 連結外れ緊急停車
19日午前8時7分ごろ、東北新幹線古川−仙台駅間で、上り東京行き「はやぶさ・こまち6号」の連結部分が走行中に外れ、「はやぶさ」「こまち」が分離状態で緊急停車した。東北新幹線は東京-新青森駅間の上下線で約5時間にわたり運転を見合わせた。計320人の乗客にけが人や急病人はいなかった。JR東日本によると、秋田駅発「こまち」(7両)が盛岡駅で同駅発「はやぶさ」(10両)と連結。古川駅通過後にトラブルが起き、約6キロ南の鳴瀬川橋りょう(大崎市三本木桑折)付近で止まった。交差中の下り盛岡行き「やまびこ51号」も緊急停車し、数百㍍の間隔で三つの列車が並んだ。その後、先行する「はやぶさ」が午前11時38分、後続の「こまち」が午後0時6分ごろ動き出し、仙台駅で乗客を降車させた。全線運転再開は同1時すぎ。
穏やかな彼岸入り
19日は彼岸入り。秋空の下、大崎地方の寺院や共同墓地にも墓参者が手向けた線香のほのかな香りが漂った。晴れ間が広がったこの朝、同市古川の気温は23・7度で平年よりやや高め。仙台管区気象台の予報によると、県内は月末ごろまで秋雨前線の影響を受けやすく、雨模様の21日は最高気温が20度に届かない見込み。厳しい残暑も一段落しそう。
大崎4週続けて県内最多
県は17日、第37週(9~15日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、新型コロナウイルスで190人の感染が報告された。前の週から24・3%少なくなったが、1定点医療機関当たりでは19人と4週連続で県内で最も多かった。
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