風景や静物描いた62点
大崎市古川の水彩画サークル「あじさいの会」(会員数11人)主催の「古川水彩画展」が18日、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で始まった。会員らの個性あふれる作品が会場いっぱいに並び、訪れた人の目を楽しませている。大崎タイムスなど後援。22日まで。同会は約30年前、古川地域などの水彩画グループ3団体が合併して設立。古川在住の画家、小山田光太郎さんを講師に、月2回、市内の公民館で腕を磨いている。同展は、活動の成果を発表する場として年1回開催。27回目となる今回は、自宅周辺や旅行先の風景、人物、花などをモチーフにした62点を展示した。
水彩画、貼り絵、版画…
大崎地方の小中学校特別支援学級と県立古川支援学校、県立聴覚支援学校小牛田校の児童生徒が作った造形作品や工芸作品を紹介する「みんなの作品展」が18日、大崎市松山体育館で始まり、豊かな発想を具現化した力作が並んでいる。20日まで。障害がある児童生徒の自立や社会参加への取り組みを支える特別支援教育に対する理解を深めようと、北部教育研究会特別支援教育研究部が1964(昭和39)年に始めた取り組みで、60年を迎えた。今回展示したのは、648人が制作した606点で、前回と比べ50人、111点増えた。身の回りの風景や自らを描いた水彩画、猫やウサギなどの動物を貼り絵や版画で表現した作品が並ぶ。絞り染めのTシャツ、段ボールを貼り合わせて翼長1メートル余りに仕上げたオニヤンマの立体作品もある。
基準地価 上昇 仙台と周辺に集中
県は17日、適正な土地取引価格の参考になる地価調査(7月1日現在)の結果を公表した。県全体の平均変動率(全用途)は2・2%で、12年連続で上昇したが、上昇率は前年から縮小。上昇地点が仙台市と周辺市町村に集中する傾向は変わらず、大崎地方で上昇したのは大崎市古川だけ。古川と市内他地域、仙台圏と県内他市町で二極化がそれぞれ広がっている。
拙速な宿泊税導入に反対
県が導入を目指す宿泊税を巡り、大崎市議会は17日、村井嘉浩知事宛ての「拙速な宿泊税導入に反対する意見書」を提出した。市町村議会が県側に見直しを求めるのは初めて。全議員28人のうち15人が県庁を訪問。税条例案を審議する県議会にも同じ内容の「要望書」を届けた。提出後、後藤錦信議長は県に対して「一度立ち止まって再考」を、県議会には「適切な議論と判断」をそれぞれ迫り「共感を得なければ税金は〝生きたお金〟として使えない」とくぎを刺した。
潟沼の恵みに感謝込め
鳴子温泉の形成と関係が深い潟沼の恵みに感謝する「第3回潟沼龍神祭」が15日、大崎市鳴子温泉赤湯、旅館大沼の別館、山荘母里乃館(もりのやかた)で開かれた。笛、太鼓の演奏や舞などが奉納され、関係者が観光活性化を祈った。潟沼は837年の火山爆発でできたとされるカルデラ湖で、水素イオン指数(pH)は2・4の強酸性。現在も周辺には温泉やガスが湧き出ているところがあり、「龍神」が住むという言い伝えがある。
手づくりの祭りにぎわう
栗原市高清水7区の「秋祭り・志波姫神社祭典」が7日、高清水コミュニティセンター広場で開かれた。5年ぶりに地区民がステージで歌や踊りを披露し、楽しいひとときを過ごした。7区自治会の主催。新型コロナウイルスで中止になったほか、外部から舞踊団体を招くなどして開いたこともあったが、5年ぶりに「手づくりの祭り」を復活させようと、青年組織「新輪会」が主管団体となって準備を進めてきた。
経営者を相手に腕試し
築館ロータリークラブは7日、来年春に就職を希望する高校生を対象に、模擬面接試験を栗原市築館のホテルグランドプラザ浦島で開いた。経営者の会員が人事担当者役となって、高校生に自己アピールのポイントなどを指導した。企業による新規高卒者の選考が16日に始まるのに合わせ、面接試験で実力を発揮して希望をかなえてもらう狙いで、ことしで32回目。志望の動機や将来の目標、高校生活で学んだことなどを次々に質問した。
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