2024/8/2


夏のひととき満喫

 「こどもなつまつり」が7月27日、大崎市古川志田地区公民館で開かれ、児童たちは工作や縁日、友達との交流を楽しんだ。まつりは、古川志田地区公民館と古川高倉地区公民館が共催。当初は古川志田地区公民館の単独事業だったが、児童数が減少したことなどから幅広い地域の子どもが楽しく遊べる機会にしようと、地区が隣接している古川高倉地区公民館との合同開催とし、ことしで5年目。2館を毎年交互に会場として開いている。この日は小学4年生以下を中心に15人が参加し、空き缶ランタンと消しゴムはんこ作りに挑戦。空き缶ランタンは星やハート、動物などが描かれた下紙を空き缶に貼り、鉛筆に取り付けた画びょうで模様に沿って穴を開ければ出来上がり。児童たちは、ランタンの優しい光を想像しながら熱心に製作。照明を消してキャンドルに火をともし、模様が明るく浮かび上がると、「きれい」と歓声が上がった。

保護具 正しい着用を

 4月に施行された改正労働安全衛生法で、化学物質などを扱う事業者に対し「化学物質管理者」と「保護具着用管理責任者」を選任することが義務づけられた。これを踏まえ、宮城労働基準協会古川支部(木田秀隆支部長)は7月25、26の両日、講習会を大崎地域職業訓練センター(大崎市古川)で開き、受講者60人が保護具の基礎知識や正しい使用法を学んだ。同支部主催の講習会は初めてで、申し込み受付初日に定員に到達。26日は、製造事業者や建設事業者ら30人が受講した。労働安全コンサルタントで労働衛生コンサルタントの阿部裕一さん(仙台市)が、保護具の着用管理について講演。「化学物質は7万種にも上るとされ、発がん性が疑われるものもあるが、法規制が追いついていないのが現状。自ら身を守ってほしい」と強調した。

 

来春の高卒求人715人

 宮城労働局は、県内の高校を来春卒業予定の生徒の求職動向と求人状況をまとめた。古川公共職業安定所管内では、求人受け付けが始まってからの1カ月間で715人分の求人があり、前年同月と比べ69人分減った。来春の高校卒業予定者を対象にした企業からの求人受け付けは6月にスタート。7月に求人企業による学校訪問などの求人活動が始まり、9月16日に選考と採用内定が解禁される。同局によると、県内の職安で受理した求人数は6月末現在9342人分で、前年同期と比べ64人分増えた。企業の規模別では小規模ほど求人数が多く、従業員数「29人以下」が3572人で最多。以下、「30~99人」(2686人分)、「100~299人」(1781人分)−と続いた。

 

求人倍率6月末0.9倍

 古川公共職業安定所は、管内の労働市場を6月末現在でまとめた。それによると、仕事を探す人1人当たりに対する企業からの求人数を示す求人倍率は0・9倍だった。前月から0・01㌽、前年同月からは0・1㌽それぞれ下がり、6カ月連続で下落した。

 

親子で夏の思い出

 大崎市古川中央児童館で7月20日、「親子なつまつり」が開かれた。子どもと保護者がゲームをしたり、一緒にかき氷を食べたりして楽しんだ。夏休みに親子で思い出を作ってもらおうと、初めて同館が開いた。利用している児童のほか、きょうだい、保護者を招いた。子どもたちは、水に浮いたアクセサリーを金魚すくいのようにすくったり、木の棒を投げてピンを倒す「モルック」などのゲームを楽しんだりした。射的で狙いの的に当たるとかねが鳴らされ、ぬいぐるみなどの景品をもらって喜んでいた。

 

保育士養成奨学生に

 生命保険協会はこのほど、本年度の「介護福祉士・保育士養成給付型奨学金制度」の奨学生を決定した。全国で286人が認定され、このうち大崎市では宮城誠真短大2年の佐々木結菜さん(20)が選ばれた。同制度の奨学生は、介護福祉士や保育士を目指す同会指定校の最終学年生で、学校の推薦を受けた学生の中から選考委員会で決定。1人当たり月額2万円を1年間支給し、返済義務はない。介護福祉士の制度は1989年度、保育士の制度は2017年度に始まった。佐々木さんが保育士を目指そうと決めたきっかけは、小中学生の頃に幼いきょうだい3人の世話や遊び相手をしたこと。大崎中央高保育コースを卒業し、同短大へ入学した。同会宮城県協会の橋本潔事務局長が7月26日、同短大を訪れ、保育所実習の前半を終えた佐々木さんに保育士養成給付型奨学生の決定通知書を授与。「なり手が少ない昨今、保育士を職業に選ばれたことは素晴らしい」とエールを送った。

 

かっぱのふるさと祭り

 色麻町の三大イベントの一つ「第35回かっぱのふるさと祭り」(同実行委主催)が4日午後0時40分から、町役場前広場を主会場に開かれる。大ヒット曲「北国の春」などで知られる岩手県出身の演歌歌手、千昌夫さんによるショーやキッチンカーフェス、飛び入り参加できる踊りパレード「かっぱブギ」など多彩な催しが行われる。かっぱ伝説が残る同町ならではの祭り。特設ステージは、ベガルタチアリーダーズの華やかなダンスで幕開け。子育て世代の母親でつくるよさこいチーム「ちぁあっぷ☆shikama2s」や色麻学園生徒など町民有志、ずんだ茜や梅昆布茶ススルといった地元出身アーティスト、東京おとめ太鼓などが出演。メインの千昌夫さんは午後4時から登場する。