姉妹都市40周年記念し植樹
大崎市と東京都台東区の姉妹都市提携40周年を祝う記念植樹が16日、同市鳴子温泉鬼首の山林であり、両自治体の関係者と一般市民らが〝未来の森づくり〟で友情を深めた。恒例の植樹イベントに台東区民を招く形で実施。台東区からは公募の親子4組含む15人が加わり、総勢約170人で「両自治体共通のシンボル木」サクラなど広葉樹3種、計600本を荒雄湖畔公園キャンプ場近くの市有地に植えていった。両自治体はJR東北新幹線開業2年後の1984年、古川-上野駅間が乗り換えなしで結ばれた縁で姉妹都市に(当時旧古川市)。先月下旬、台東区側で40周年式典も催された。
戦没者へ鎮魂の祈り
太平洋戦争などの戦没者遺族でつくる大崎市松山遺族会は12日、戦没者慰霊祭を地元の羽黒神社境内に立つ「忠魂碑」前で行った。役員6人が、尊い犠牲の上に平和の礎を築いた英霊に感謝と鎮魂の祈りをささげた。総会に合わせて毎年開いていて、日中戦争から太平洋戦争にかけて戦死した288柱の霊を慰めている。忠魂碑は、1925(大正14)年に建立され、社務所建設などに伴い昭和30年代に現在地へ移した。現在も活動している市内の遺族会は松山のほか、古川と岩出山の3地域のみとなっている。
2人の作家コラボ展
がまぐちバッグや天然藍染め作品が並ぶ2人展「空と大地の布あそび」が17日から、大崎市田尻字町の「Pinky Happy Potato(ピンキーハッピーポテト)工房」で開かれている。23日まで。同展は、田尻地域を拠点に活動している市内唯一の藍染め作家、山下のぞみさん(55)と米国やアフリカ産の布を使ってがまぐち雑貨などを制作している堀智恵子さん(62)が主催。昨年初めて実施したところ、期間中150人以上が来場し好評を得たことから、ことしも企画した。今回は、山下さんと堀さんそれぞれ約100点を展示。藍色の濃淡を生かしたワンピース、スカーフ、アクセサリーや色彩鮮やかな模様のバッグ、財布などが所狭しと並ぶ。藍染め布で作ったがまぐちバッグ、葉をたたいて染める「たたき染め」の布から生まれた浴衣、こぎん刺しのがまぐちバッグなど、和裁師や他作家とのコラボレーション作品もある。
発足45年 節目の定演
美里町の「創作和太鼓駒の会」は、23日に控えた定期演奏会に向けて練習に励んでいる。発足45年の節目と5年ぶり通常開催ということもあり、練習に熱が入っている。会員は小学4年生から50歳代まで23人で、約半数が町内在住。演奏曲目は30曲余りに上り、全て町内の邦楽作曲家、佐藤三昭さん(56)が手掛けた。定期演奏会で披露するのは新曲を含む7曲。節目を記念し、佐藤さんが曲に対する思いをつづった詩を朗読する。本番を前に、16日は18人が約8時間にわたり町駅東地域交流センターで練習に打ち込んだ。演奏会は午後1時から町文化会館で開催。
露、ウクライナ戦争長引く
大崎法人会定時社員総会記念講演会が14日、大崎市古川のグランド平成で開かれ、東京大大学院先端科学技術研究センターの小泉悠准教授が「ロシア・ウクライナ戦争と日本」と題して講演した。小泉准教授は講演の中で「プーチン体制はしっかりしていて、彼がトップである限り戦争は続く」と、両国の戦いは長引くとの見通しを示した。小泉准教授はロシアの軍事研究が専門で、テレビ番組でロシアとウクライナの戦争について解説するなど活躍している。
西海岸の雰囲気で食事を
大崎市古川台町に先月オープンした飲食店「RAINBOW SMILE(レインボー・スマイル)」は、米国西海岸を思わせる白と青を基調にした店で、現地を訪ねた気分になれる料理を味わえる。愛犬と過ごせるテラス席があり、フレンチブルドッグとサーフィンを融合したブランド「TES」のグッズや多肉植物の販売も手掛ける。店名には「虹のようにさまざまな人が集まり、笑顔になれる場所」という意味を込めたといい、異国情緒たっぷりの店内はペット好き、植物好きでにぎわう。キッズスペースがあるので、親子連れも安心して来店できる。
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