2024/6/8


「張りぼてこけし」修繕

 8月31日から大崎市鳴子温泉で開かれる「第69回全国こけし祭り」に向け、鳴子小(児童数48人)の児童たちが「張りぼてこけし」の修繕に取り組んでいる。初日の6日は1、2年生が古くなった外装の紙を取り除く作業を実施。修繕は7月下旬まで続き、きれいになった張りぼてこけしはことしの祭りパレードでお披露目される。張りぼてこけしは、夕方のパレードで温泉街を練り歩くもので、祭りに欠かせない盛り上げ役。高さは約2㍍あり、竹の骨組みに新聞紙とコピー用紙を張り、白のペンキを塗って下地を作った後、こけし工人が本物と同様に絵付けを行う。こけし役と誘導役は2人一組で一般から募るが、例年、募集開始当日に枠が埋まるほどの人気がある。現在使われているのは約10年前に制作された22体で、このうち特に劣化の激しかった10体は昨年修繕。ことしの修繕は鳴子系のねまりこ、弥治郎系、蔵王系、木地山系の絵付けが施された4体が対象に選ばれた。長年、祭りのメイン会場として体育館を利用していた鳴子小は、統合して新たな学校としてスタートするため本年度で閉校する。そこで、思い出をつくりながら郷土愛も育んでもらおうと、児童たちが修繕作業に参加することになった。

サツキを中心に30鉢

 古川盆栽同好会の展示会が7日、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で始まった。サツキを中心に、会員が大切に育ててきた大小合わせて約30鉢が並べられ、訪れる人たちは出来栄えに感心しながら鑑賞している。9日まで。小さく作り、自然美を表現するのが醍醐味の盆栽。古代の森を思わせる土をコケで覆ったものや、アニメキャラクターのフィギュアを傍らに添えたユニークな演出が目を引く若手の作品もある。ことしは2、3月の気温が高かった影響で、サツキは例年より10日から1週間ほど開花が早まったといい、今がちょうど見頃。

ローズガーデンフェア

 色とりどりのバラで埋め尽くされた庭-。美里町南小牛田のバラ園「バラの笑談館」が一般に開放され、見頃を迎えたバラが庭を彩っている。一般公開は初めて。8日まで。町花のバラをPRしようと、引地好男さん(73)=国本会長=が9年ほど前から少しずつ自宅庭を整備した。「人と人が出会い、笑顔があふれてほしい」という願いを込めて名付け、約70種、150本が咲き誇っている。一般開放は、バラを使った町のPRなどを手掛ける町地域おこし協力隊の武田莉愛さん(25)が「ローズガーデンフェア」として町と共催。生花やバラ染め布を使ったブローチやしおり、バラの鉢苗を売り出している。連日200人近くが訪れ、白や黄、ピンクに咲き誇るバラに見入り、にぎわいを見せている。

 

社会人が企業風土紹介

 民間企業の担当者に自社の事業や特徴について紹介してもらうセミナーが5月31日、鹿島台商業高で開かれた。全生徒83人が各ブースを回って説明に耳を傾け、職業や企業に対する理解を深めた。社会人としての心構えや資質を学ぶ同校独自の取り組みで、進路活動が活発化するこの時期に開催している。4回目の今回、製造業や建設業、小売業、サービス業(理美容、資源リサイクル、介護)など10社のほか、自衛隊宮城地方協力本部がブースを並べた。各社の担当者は映像や資料を元に、事業内容や事業を通じた社会貢献、職場の雰囲気、仕事に対する若手社員の思い、やりがい、代表者のメッセージを紹介。「失敗してもチャレンジすることを重視している。日々の変化に一生懸命対応することが大事」などと訴えた。

 

日本語学校の概要説明

 来年4月開校予定の大崎市立おおさき日本語学校および学生寮に関する説明会が6日、大崎市古川中里の集会施設で開かれた。寮が整備される中里、駅南地区で一般住民を対象に開催するのは初めてで、市が学校、寮の概要を説明。出席者からは、留学生の選抜方法や来日時の日本語の能力などについて質問があり、治安に対する不安の声も聞かれた。公設公営の日本語学校は全国で2例目。多文化共生、交流人口の増加、市内企業の就業者拡大などを目的に、旧西古川小校舎を改修して開校。留学生の寮を民設民営で古川中里に建設する。説明会には昼、夜合わせ30人ほどが出席。鈴木俊光校長、日本語学校推進室の茂和泉浩昭室長らが学校、寮の概要を説明した。学校は全寮制とし、留学生定員は初年度が60人。ベトナム、インドネシア、台湾から受け入れる。5年目には100人を目標としている。

 

伊藤まつのさん100歳

 大崎市古川新田の伊藤まつのさんが5月23日に満100歳を迎え、同日、伊藤康志市長名の祝詞が贈られた。まつのさんが通う「デイサービス心音」(同市古川塚目)でも25日に誕生会が開かれ、職員だけでなく他の利用者も長寿を祝った。まつのさんは1924(大正13)年5月23日、大崎市古川荒田目に、農家の8人きょうだいの長女として生まれた。47(昭和22)年5月に農業、伊藤正さんと結婚。男子6人をもうけた。1人は病気で就学前に亡くしたが、農業や古川の造り酒屋で仕事をしながら、出稼ぎなどもしていた正さんと5人を育て上げた。