2024/6/2


「江合川かわまち」実現へ

 江合川の水辺をにぎわい創出に生かす「かわまちづくり」計画がまとまり、大崎市古川桜ノ目地区の住民らでつくる協議会が5月30日、伊藤康志市長に計画書を提出した。国土交通省の支援制度に基づき官民協働で環境整備を進め、2030年度内の運用開始を目指す。桜ノ目橋-国道4号新江合橋間(約1・6キロ)の江合川左岸が事業区域。「豊かな自然を生かした交流拠点」「健康と生きがいづくりの拠点」「周辺施設等の新たな価値の創出と地域資源化」をテーマに、河川敷に照明付き広場と駐車場、ジョギングコースを整備。いも煮会、野外コンサート、ゴムボート乗船体験などイベントの場としての利活用を思い描く。今後、市が国交省に計画申請し、早ければ8月にも結果通知される。登録が決まった場合、国側は25年度、市側は26年度のハード事業着手に向けて関連予算を組む。ソフト事業を担う協議会側は人材確保と育成、法人化への手続きを進める。

受動喫煙ない社会へ

 「世界禁煙デー」の5月31日夜、受動喫煙防止を呼び掛けるライトアップが県下一斉に始まり、大崎市内でも官民の協賛施設と市医師会館(古川駅前大通)がシンボルカラーの黄緑色に染まった。全国的な取り組みで、宮城では県医師会が立ち上げた「県イエローグリーンキャンペーン推進会議」ぐるみで実施。各施設とも「禁煙週間」(31日~6月6日)中の連日、日没後に点灯し浸透を図る。アルプスアルパイン仙台開発センター(古川中里)も社屋2カ所を照らしている。もともと従業員向け禁煙外来オンライン診療、敷地内全面禁煙など「健康で働きやすい職場づくり」に力を入れ、全従業員約2140人に占める喫煙者割合は禁煙外来開始(2019年)から4年で6・2%減(23年度実績17%)。キャンペーンには産業医のアドバイスで初めて協賛。「地域全体で機運を盛り上げるきっかけに」と広報担当者。

下校時の安全守ります

 下校時の子どもたちの安全を守る大崎市田尻沼部地区の「ふるさとまもる隊」と、沼部小児童との対面式が5月24日、同校体育館であった。児童と隊員が顔合わせを行ったほか、式の後には隊員を対象に研修会も開いた。「ふるさとまもる隊」は地域づくり委員会「沼部ふるさと委員会」安全安心部会が行っており、ことしで18年目。隊員は現在、同部会のメンバーとボランティア合わせて85人。毎週3日、PTAの調査で危険箇所とされた通学路をパトロールし、下校する児童に声掛けをしたり、不審者を発見した場合は警察に通報し公民館に連絡したりするなど、地域と連携して児童を守る活動を行っている。

 

駅前を花で美しく

 県立支援学校小牛田高等学園の1年生16人が5月29日、近くの美里町小牛田駅前公園の花壇にマリーゴールドを植え、町中心部を美しく彩った。勤労観を養おうと、町の依頼を受けて毎年続けている取り組みで、13年目を迎えた。花は、ディスカバリーイエローやスーパーヒーローなど3種合わせて400株。同校園芸班の1~3年生計15人が校内で大切に育ててきた。生徒たちは、ポリエチレンシートで覆った畝に等間隔に穴を空け、高さ20㌢ほどの苗を植えていった。併せて花壇周りの草取りに2時間近く汗を流した。今後は定期的に水やりをすることにしている。

 

お酒からスイーツまで

 大崎市古川七日町にある商業施設「醸室(かむろ)」内の市観光物産センターDozoにこのほど、父の日コーナーが開設された。家族のため日々奮闘するお父さんにと、プレゼントを品定めする人の姿が見られる。施設名を冠する「吟醸酒 醸室」(500ミリリットル、1650円)は、和洋中を問わず料理に合うすっきりした甘さと上品な香りが特徴。ほかにも父の日コーナーには、世界農業遺産「大崎耕土」の豊かさを象徴する地酒を中心に、酒のお供にもなる米菓子、スイーツなどもある。Dozoスタッフは「食事やカフェが充実している醸室を家族で訪れ、一緒にプレゼントを選ぶのも楽しいのでは」と呼び掛けている。

 

栗原市長杯卓球

 「栗原市長杯争奪第23回東北小中学生卓球大会」が5月18、19の両日、若柳総合体育館であった。女子団体は三本木中(大崎市)、男子団体は錦桜紅羅舞(登米市)がいずれも初優勝。女子シングルスでは水谷俐心選手(錦桜紅羅舞)が前年に続いて連覇を果たした。