加美農高に子牛贈る
栗原市瀬峰の和牛繁殖農家、佐藤聖さん(44)は29日、色麻町にある加美農業高に雌の子牛1頭を寄贈した。同校に子牛が寄贈されるのは初めて。昨年、和牛研修会で知り合った同校教諭の指導に対する熱意に打たれ、「生徒の学習に役立ててほしい」と寄贈を決意。新みやぎ農協北部畜産センターが仲介し、実現した。子牛は生後11カ月で、体重340キロ。県のスーパー種雄牛「茂福久」の妹の子牛。この日、同校和牛舎前で行われた寄贈式には畜産を専攻する農業科の2、3年生7人や川上校長、教諭らが出席。子牛を生徒たちに引き渡した佐藤さんは「どういう考えで、どう育てるか、みんなで話し合って牛を学習に生かしてほしい。何よりも楽しんで」とエールを送った。
児童生徒が苗植え交流
小牛田農林高の生徒たちが27日、近くの美里町不動堂小を訪れ、1年生80人とともにサツマイモの苗を校内の畑に植えた。同小学校からの提案を受けて初めて企画した取り組みで、児童と高校生の交流活動は珍しいという。苗は20㌢ほどに育った紅はるかで、小牛田農林高農業技術科野菜専攻班の3年生5人が植え方をアドバイス。児童たちは畝沿いに並び、手で深さ10~20センチの穴を掘って苗を植えると、両手で優しく土をかぶせた。
MSO 総会で解散決議
NPO法人「未来産業創造おおさき」(MSO)」の通常総会が28日、大崎市古川のグランド平成で開かれ、解散を決議した。MSOは決議を受けて清算手続きに入り、清算終了登記は8月ごろになる見込み。MSOを解散する方針は、一般社団法人「おおさき産業推進機構」の発足に伴うもので、3月26日の臨時総会で決議していた。このほか、大崎ものづくりネットワーク協議会は3月、大崎市工業会は4月にそれぞれ解散。3団体が行ってきた事業は、4月1日に実質的に活動を開始した「おおさき産業推進機構」が引き継ぎ、産業振興支援を機構に一本化して行う。
陶器と癒やしのカフェ
陶器や和雑貨の買い物を楽しみながらカフェで心和む時間も味わえる癒やしの空間「CHA-BOU榊~sakaki~」がこのほど、大崎市古川駅前大通の陶器店が営む和カフェ「クラフト木村」隣にオープンした。クラフト木村が、隣接する旧イシン薬局跡を増床して開店。体調を整える和漢茶や台湾茶、地場産品を使ったランチメニューなどを提供する。床面積約40平方メートルで、テーブル席3脚、キッチンと窓に面したカウンター席8席を設置。「和モダン」がコンセプトという店内は、昔からの仲間5人が道具を持ち寄って集い、床や壁、天井、店内デザインなど配電関係以外は全て手作業で完成させた。
曇天でもプレー楽しむ
たじり穂波公社主催のパークゴルフ「皐月カップ」が27日、大崎市田尻の加護坊パークゴルフ場で開かれた。同パークゴルフ場パスポート会員限定のオープンコンペ。49人(男子36人、女子13人)が参加し、うぐいす、うめ両コースの36ホールを回り、打数の少なさを競うストロークプレーで優勝を争った。この日は曇天で風が強く、時折小雨もぱらつくあいにくの天気。ホールインワン賞が男女1人ずつと参加者たちは苦戦しながらも、最後までプレーを楽しんでいた。
コロナ3週ぶりに減少
県は30日、第21週(20~26日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所では、新型コロナウイルスで合わせて29人の感染が報告された。前の週から34・1%減少し、県全体も3週ぶりに前の週を下回った。圏域ごとの新型コロナ感染者の報告数は▽気仙沼13人(1定点医療機関当たり3・25人)▽塩釜49人(同3・06人)▽大崎29人(同2・9人)▽石巻28人(同2・8人)▽仙台市94人(同2・14人)▽仙南13人(同1・86人)。全圏域で前の週から少なくなり、県全体は25・1%減の226人(同2・48人)だった。
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