2024/5/23


若手警官の実務力向上へ

 若手警察官が座学や実技を通して実務能力を鍛える実践塾「鳴子有備塾」が21日、鳴子署で始まった。同署の若手署員7人が1年間、交通取り締まりや鑑識、犯罪捜査の仕方などを先輩警察官から学び、知識や経験を積み重ねていく。県警では近年、警察官の大量退職、採用時代を迎えて急激な世代交代が進んでおり、気力や体力が充実している若手警察官の育成が喫緊の課題となっている。2013年度に始めた同塾は、岩出山伊達家の学問所「旧有備館」にちなみ、実務経験5年以下の署員が「『有』事に『備』えた」訓練を行っている。

マルシェで地域PR

 ハンドメード作品の展示販売や音楽の生演奏を楽しむ「オールドリヴァーマルシェ」(実行委員会主催)が19日、大崎市地域交流センター・あすもで開かれた。キッチンカーやプロレス、フリーマーケット、地元店舗を周遊し景品と交換できるスタンプラリーも同時開催され、訪れた人たちは週末のひとときを満喫していた。地元の魅力をアピールする催しで、今回が8回目。会場には手間暇かけて作ったアクセサリーや手芸品、フラワーアレンジメントが並べられ、小物作りを体験できるコーナーも開設。小中学生が買いやすい価格設定の商品もあり、作家との会話や品定めを楽しむ人の姿が多く見られた。

主要事業をより効果的に

 大崎地方1市4町と県が各主要政策の総合的調整を図るのを狙いにした会議が21日、大崎市古川のグランド平成で開かれた。県北部地方振興事務所など県地方機関と5市町の代表ら30人が2024年度事業をそれぞれ紹介し、より効果的な実現や今後の施策への反映に向けて意見を交わした。意見交換で大崎市の伊藤康志市長は、自然環境に恵まれた化女沼周辺のオルレコースへの認定、整備を要望。また、年度内完了予定の県道稲葉小泉線(延長1・6キロ)について「周辺地域は古川インターチェンジに近く、工業団地の引き合いが強い。県道古川一迫線へ接続するまでの道筋を早期に示してほしい」と訴えた。少子化対策に関しては、「県の合計特殊出生率は極めて低く、教育の段階から結婚することや子どもを産み育てることの大切さを示さないと成果が上がらないのでは」と指摘。全国知事会長の村井嘉浩知事の発言力に期待を示した。事業紹介で県側から示された主要事業のうち新規事業では▽加美地域のサツマイモ産地化に向けた生産技術確立▽北浦梨産地活性化に向けた通信技術活用による栽培の見える化▽精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築-などが挙げられた。

 

服も顔も泥まみれに

 大崎市古川西小中(児童生徒数329人)の田植え学習が17日、同市古川矢目の田んぼで行われた。5年生43人が泥だらけになりながら、昔ながらの手植えに取り組んだ。学校がある古川西部地区の歴史や文化などを学ぶ総合学習「西学」の一環。学校統合前の旧高倉小と同様に元同校PTA会長、千坂明裕さん(45)から田んぼを借り受けた。児童たちは「枠」と呼ばれる木組みの道具を転がして目印を付けた後、苗の束を持って水が薄く張られた田んぼへ足を踏み入れた。泥の感触と冷たさに「うわあ」「キャー」と悲鳴を上げながら、枠で付けた目印に沿って約5アールにひとめぼれの苗を植えた。

 

山神社の変遷紹介

 安産と縁結びの神として知られる山神社(美里町)の権禰宜、小山田京子さん(76)が17日、同町の友栄会館で、自ら編さんした「山神社創建880年記念誌」をもとに同神社が広く信仰を集めている背景について講演した。山神社は1141(永治1)年、小山田則幸宮司の祖先が摂津国で勧請したのが始まりと伝えられている。1571(元亀2)年にさまざまな経緯から御神体を平泉に移す途中、宿を取った小牛田に鎮めた。御祭神「木花之佐久夜毘売命」は山の恵みをもたらし、山仕事の安全を願う神で、子授け、安産の神でもあるとして信仰が拡大。1700年代に入ると、代参講や代参婦人講が各地につくられた。講演で小山田さんは、無社格だった山神社が信仰を集めた背景にはご利益のほか、安産や子授けのお守り「おまくら」を同神社から授かり、成就した際におまくらを作って返す「倍返し」の習わしがあったことを紹介。

 

80歳以上の愛好者交流

 80歳以上のパークゴルフ愛好者で構成する「ヘルス80愛好会」は17日、大崎市田尻の加護坊パークゴルフ場で交流大会を開いた。男女合わせて23人が参加し、はつらつとプレーを楽しんだ。同愛好会は5年ほど前に設立。会員は同市田尻や古川地域、登米市や石巻市などに住む80歳以上が所属している。交流大会は毎年5月と9月に同パークゴルフ場、7月と11月に石巻市かなんパークゴルフ場で実施していて、会員の親睦を深めている。

 

漢口大空襲を生き抜く

 大崎市古川中里の森内清さんが6月10日に満100歳を迎えるのに合わせ、長寿を祝う会が12日、大崎市鳴子温泉の旅館で開かれた。中国で米軍による漢口大空襲を生き抜き、戦後は出稼ぎなどで懸命に家族を支えた清さんの一世紀の人生に、子どもや孫が感謝を込めて健康を祝った。

 

季節ごとに栗原の魅力

 企画展「季節で感じるくりはら」が11日から、栗原市栗駒松倉の栗駒山麓ジオパークビジターセンターで開かれている。植物、生物、文化、食の四つのテーマごとに栗原の四季の魅力を伝えている。7月28日まで。個人や団体の協力を得、ハスの花が終わった後に残った花托、渡り鳥のマガンやオオハクチョウの羽など、間近で見る機会が少ない実物を集めた。藍染めの色合いと風通しのよさで涼をもたらす蚊帳もある。写真では、神のじゅうたんと称される栗駒山の紅葉、四季折々の祭り、農作物、生き物などが展示されている。ボードでは来館者がそれぞれのお薦めを付箋で書き込める。