「競歩大会」で心身鍛える
古川学園中高進学コースの伝統行事「第27回強歩大会」が18日、大崎市鳴子温泉や岩出山を出発するコースで行われた。日頃、勉強に励んでいる生徒たちは強い日差しの中、互いに励まし合いながら同市古川の学校まで歩き抜き、心身を鍛えた。受験対策の一環として、忍耐力や団結力、友情を育むのが狙い。ことしは特別進学コースの中学生90人と、普通科進学コースの高校生１４８人が参加。中学生はＪＲ池月駅から21㌔、高校生はＪＲ鳴子温泉駅から34㌔、さらに高校生の希望者はＪＲ中山平温泉駅から42㌔の「健脚コース」にそれぞれ挑戦した。この日は雲一つない青空に恵まれたが、気温も高く午前８時半時点で19度。暑くなるのを予感させる中、たすきを掛けた生徒たちは近隣住民に見守られながら元気に駅をスタート。正午過ぎには気温が25度を超えて夏日となり、熱中症にならないよう小まめに休憩したり水分を取ったりして歩き続けた。
願い込め火縄銃炸裂
江戸時代の伝統を受け継ぐ「花山鉄砲まつり」（実行委主催）が５日、栗原市の旧花山中校庭で開かれた。地元の男衆12人で構成する「鉄砲組」が古式そのままの作法で火縄銃を放ち、五穀豊穣や無病息災、家内安全、子どもたちの健やかな成長を祈願。約２８００人の人出でにぎわった。栗原市花山本沢の蔵王権現御獄神社境内で神事の後、鉄砲組や子どもみこし、稚児行列などの一行約１００人が国道３９８号をパレード。旧花山中校庭では陣羽織姿の鉄砲組がさまざまな隊列に組み替えて火縄銃を放ち、「ドーン」と爆音を響かせていた。
牡鹿さん（古川）連続入選
公募美術団体「三軌会」（東京都）が主催する76回三軌展の写真部で、大崎市古川幸町の牡鹿周一さん（77）が入選した。入選は昨年に続き２年連続。入選作品は、航空自衛隊アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の曲技飛行を捉えたもので、タイトルは「天空に舞う」。ことしの干支「辰」にちなんで付けたタイトルといい、セピア調に仕上げたことで、ブルーインパルスのスモークが大空を駆け巡る竜のごとく表現された。昨年は初出品で入選した牡鹿さん。「２年連続で入選できてうれしい。今後の励みになる」と語っていた。
姉妹都市の特産品一堂に
大崎市岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」で、開業25周年を記念する創業祭が開かれており、姉妹都市の特産品販売が人気を集めている。26日まで。販売しているのは、同市と姉妹都市を締結している北海道当別町、山形県酒田市、東京都台東区、富山県黒部市、愛媛県宇和島市の食品や工芸品。施設内に常設店がある製菓メーカー・ロイズコンフェクト（本社・当別町）は、京都や石垣島などの店舗でのみ扱っているご当地チョコレート43種を並べた。週末の18日は、施設南北の駐車場がほぼ満車になるほど多くの人が市内外から来場。限定商品をかごに詰め込んでレジ前に行列を作ったり、屋外フードコートで出来立てのじゃこ天を頬張ったりしていた。
インターハイ目指し熱戦
第73回県高校総合体育大会（県高体連など主催）は18日、野球やサッカーなどを皮切りに開幕した。主会期は６月１～３日。34競技が行われ、夏の全国高校総合体育大会（インターハイ）出場を懸けて実力をぶつけ合う。総合開会式は競技開始を前に７日、仙台市内で行われた。県北部で実施されるのは、バレーボール（大崎市他）、ボート（登米市）、ホッケー（栗原市）、カヌー（加美町）の４競技。ほとんどの競技は観客の入場に制限を設けないが、会場の収容人数などの都合で人数を制限したり、保護者のみ、全面応援不可としたりする競技もある。詳しくは県高体連のウェブサイトで確認できる。
飲酒運転許さない
飲酒運転は絶対しない、させない、許さない－。飲食店と客に対する啓発活動が17日夜、大崎市古川の繁華街で繰り広げられた。仙台育英高生３人が亡くなった飲酒運転事故（２００５年５月22日、多賀城市）から19年となるのを前に、古川地域飲酒運転根絶活動推進委員協議会と古川署が企画。県警が定めた重点区域（古川北町１丁目、台町、東町）内の飲食店を軒並み訪ね、「飲酒運転は凶悪な犯罪」「車両提供者、酒類提供者、同乗者も厳罰」など警告メッセージ入りポスターとチラシを手渡していった。新型コロナウイルス感染症が５類に移行し１年余り。「花金」ということも相まって繁華街の人出はかなりのもの。帰途へ就く車に不審な動きがないかどうかにも目を光らせた。
家族の安全頼んだよ
栗原市宮野小の５年生12人がこのほど、築館署から「我が家の交通安全課長」に任命された。卒業までの２年間、各家庭で交通安全意識を高める重責を担う。各家庭で児童に交通安全を呼び掛けてもらって地域全体の交通事故防止につなげようと、２００１年から行っている。来年度は築館署と若柳署が統合して栗原署が新設されるため、築館署としては最後の任命となった。宮野小体育館で行われた伝達式には全校児童が参加。富野駐在所の警察官から代表児童に委嘱状が渡された。
コメントをお書きください