名蓋川の復旧工事着工
2022年7月の記録的大雨で大きな被害を受けた鳴瀬川水系名蓋川の復旧工事が12日、大崎市で本格的に始まった。県が27年3月にかけ河道拡幅や堤防かさ上げを進める。着工式が同日、現場近くの旧高倉小体育館で開かれ、関係者約60人が工事の無事を願った。22年7月15~16日の大雨で、堤防3カ所が決壊したり越水したりして周辺の広い範囲で家屋や農地が浸水するなどした。古川矢目地区などは関東・東北豪雨(15年)以来、実に7年間で3度目の甚大な被害に見舞われた。原形復旧では効果が限られることから、県は、被災していない箇所を含めて改良復旧を行うことを決めた。対象区間は、大崎市古川の多田川との合流点から加美町の国道347号までの4・1㌔。河道を最大5㍍、堤防を同80㌢それぞれ拡幅、かさ上げするほか、護岸をコンクリートで強化する。事業費は約50億円。
「火遊びしません」
加美町幼年消防クラブ員合同任命式が10日、中新田バッハホールで開かれた。町内の保育園などに通う園児に板垣英明加美消防署長から任命証が手渡され、法被を着た園児たちは「火遊びしません」と誓いの言葉を述べた。任命式は、5歳児を対象に毎年合同で行っている。今回、任命証を手渡されたのは、NOVAバイリンガル加美中新田保育園など町内の6園に通う園児合計130人。式には園児のほか各保育園などの職員、加美消防署、同町消防団、婦人防火クラブなど関係者を合わせ約150人が出席。幼年消防クラブ員一人一人の氏名が読み上げられ、代表園児が板垣署長から任命証を受け取ると、全員で「火遊びは絶対しません」などと大きな声で防火の誓いを述べた。
おおさき観光写真コンテスト
大崎市はこのほど、市内の魅力的な風景を切り取る「第15回おおさき観光写真コンテスト」の作品募集を始めた。プリントと画像データのどちらでも応募可。期間は来年1月10日まで。入賞者には副賞も用意されている。観光PRと交流人口増が目的のコンテストで「これが私の自慢の大崎市」がテーマ。募集部門は①一般②列車車窓③学生(高校生以下)で、市内で撮影したもの。撮影機種の種類を問わないが、パソコンソフトやスマートフォンアプリでの二次加工は不可。A4サイズ、カラー作品に限る。問い合わせは観光交流課へ。電話0229(23)7097。
地域の支えに感謝
大崎市古川の「わんや産婦人科医院」は8日と11日、「23周年祭」を同院で開き、親子が絆を深めるヨガの体験コーナーなどを設けて地域の支えに感謝した。同医院が開院した2001年5月8日に合わせて開催。3年前、新型コロナウイルスの影響で20周年を記念するイベントができなかったため、「5類」への移行を受け、23年祭として行った。ヨガの体験では、母親たちが歌を歌いながら体を動かし、赤ちゃんにタッチするなどして親子が触れ合った。
春季高校野球県大会16日開幕
第71回春季東北地区高校野球県大会が16日、開幕する。4地区の予選を勝ち抜いた28校が、東北大会出場の3枠を懸けて熱戦を繰り広げる。9日、組み合わせ抽選会が仙台工業高であり、表の通り決まった。地区代表校数は、大崎地方が含まれる北部と南部が6校、中部と東部が8校。県北部勢は古川学園、古川工、古川、登米総産の4校が出場する。昨秋の県大会で準優勝し12年ぶりに東北大会出場を果たした古川学園は、第2シードとして2回戦から登場。初戦は東北学院−石巻西の勝者を迎え撃つ。決勝と3位決定戦は26日の予定。会場は仙台市民球場、石巻市民球場、大崎市鹿島台中央野球場の3カ所。上位3校は6月14~18日、宮城県で行われる東北大会に出場。また準々決勝に進んだ8校は、7月の全国高校野球選手権県大会のシード校となる。
若柳小の通学路を点検
栗原市若柳小周辺でこのほど、通学路の安全点検が行われた。昨年7月に同校敷地内に軽トラックが侵入して複数の児童が負傷した事件を受けて初めて実施。若柳署と市教育委員会、市危機対策課の職員ら約20人が参加し、危険箇所の把握や安全対策の検討を行った。参加者は2班に分かれて、小学校周辺の通学路を実際に徒歩で回り、横断歩道、カーブミラーの設置状況などを点検。路側帯のカラー化、防犯カメラの設置など修繕、改善の必要な箇所を確認した。
コメントをお書きください