「大崎耕土」の魅力満載
世界農業遺産「大崎耕土」の魅力あふれる情景を写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿する「大崎市カメラ部」のパネル展(実行委員会主催)が9日から、大崎市地域交流センター・あすも2階市民ホールで開かれている。大崎地方の住民や来訪者が撮影した81点を展示しており、訪れた人たちの目を引いている。19日まで。日常の一こまや、訪ねた先で心奪われた風景を捉えた2500点余りの投稿から厳選。撮影者と意見交換し、写真を正方形にトリミングして組み合わせた。耕土の豊かさを印象づける季節の花、積もった雪が帽子に見えるユニークなこけし像など、四季折々の光景を撮影した作品が並び、訪れた人たちは熱心に鑑賞。風景に溶け込む子どもたちの姿を写した作品は、見る人の笑顔を誘っていた。
龍淵寺が供養塔設置
米国ニューヨーク市を拠点とする世界的彫刻家、吉野美奈子さんが制作に携わった供養塔「霽月」が、涌谷町涌谷の龍淵寺境内に建立された。吉野さんの作品が設置されたのは東北地方で初めて。お披露目式が9日に現地で開かれ、吉野さんや入野田宗孝住職が完成を祝った。吉野さんは富山市出身、武蔵野美術大卒。渡米直後の2001年に9・11同時多発テロを間近で体験したのを機に、愛と平和をテーマにしたモニュメントや彫刻、油彩画を手掛け、作品は米国の公的施設を中心に設置されている。深い思い入れのある作品が、両手を合わせた女性の大理石像「Gratitude-感謝-」(高さ58センチ)。テロによる恐怖と孤独の一方で、多くの助けで芸術活動を続けられたことに対する感謝を表現しようと制作した。
ひとり親の高校生支援
古川信用組合は、母子・父子家庭の高校生に向けた給付型奨学金「ふるしん はばたき奨学金」の2024年度奨学生10人を募集する。毎月8000円(年間9万6000円)を1年間給付するもので、返済不要。募集期間は15日から6月3日まで。修学上必要な学資金などの一部を支援するもので、社会に有用な人材の育成を目的に15年度から給付している。対象は、同信組の営業エリアのうち大崎市、加美郡、遠田郡、黒川郡、富谷市、仙台市泉区に保護者の住所があり、このうち富谷市と仙台市泉区を除く1市3郡の高校に通う母子・父子家庭の高校生。
コメントをお書きください