古川西小中で第1回卒業式
大崎地方の多くの中学校で9日、卒業式が行われた。義務教育を終えそれぞれの道に進み始める生徒たちは両親や恩師らに感謝の言葉を伝え、3年間の思い出が詰まった学びやを後にした。本年度開校した大崎市古川西小中では、第1回卒業生40人が卒業証書を受け取った。笹川清治校長は「凡事徹底を合言葉に心身を成長させた」と生徒たちをたたえ、「夢や志を持ち続け、学び尽くせぬ広き世界へ羽ばたくことを期待する」とはなむけの言葉を贈った。
〝大型卒業証書〟寄贈
大崎商工会青年部は7、8の両日、卒業記念撮影のスポットにしてほしいと、大型の卒業証書レプリカを管内4中学校に贈った。レプリカは縦2・3メートル、横3・4メートル。木材で枠組みを作り、表に卒業証書の文言を印刷したものを張り付けた。贈ったのは松山中、三本木中、鹿島台中、田尻中。このうち松山中には内海芳幸部長(38)ら3人が、卒業式前日の8日に訪れ、組み立て作業を実施。二つに分かれているレプリカを、部員らがボルトでつなぎ合わせるなどして完成させた。
選挙人名簿 5区34万1647人
県は1日、選挙人名簿登録者数(3月1日現在)を発表した。県全体の登録者は190万6603人で、3カ月前の前回から4121人(0・22%)減少。衆院選新・宮城5区の有権者は34万1647人になった。区割り改正法適用後の衆院選新小選挙区は、富谷市や黒川郡を含む新宮城4区が38万4306人(878人減)、大崎市や加美郡、遠田郡、栗原市、登米市を含む新宮城5区が34万1647人(1435人減)。県内最多の新宮城2区の45万4563人(925人減)と最少の新宮城3区の27万9436人(715人減)との格差は1・63倍で変わらなかった。
古川西小中にサクラ寄贈
大崎市古川の景勝地、化女沼をサクラの名所にしようと取り組んでいる「化女沼2000本桜の会」は7日、第1回生卒業式を迎える古川西小中にヨウコウザクラの若木2本を寄贈した。昨年4月に大崎市初の義務教育学校として開校した同校は、記念にサクラの苗木3本を校庭に植樹したが、このうち1本は水はけの悪さなどが原因で枯死。旧古川西中時代に南の道路沿いなどにあった24本のサクラは老齢化で改築工事の際に伐採したため、校地にサクラがほとんどない状態だった。そこで、関係者から相談を受けた同会は、初の卒業式を迎える記念にと、寒さや暑さ、病気に強いヨウコウザクラの寄贈を決定。若木は樹高3・5メートル、幹周り15センチほど。この日の植樹式には卒業を控えた9年生40人や教職員らが出席し、校庭南東に植えられた若木に土をかけた。
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