2024/3/3


目を引く力作300点

 障害のある人たちが制作した作品を紹介する「第5回手をつなぐみんなの作品展」が、大崎市図書館多目的ホールで開かれており、見事な出来栄えの力作が訪れた人の目を引いている。3日まで。障害者の創作活動を支援し、地域住民に障害への理解を深めてもらおうと、大崎市手をつなぐ育成会が主催。大崎タイムスなど後援。市図書館での開催は初めてで、市内14の障害者施設や福祉事業所の利用者が制作した塗り絵やちぎり絵、木工、陶芸などの作品約300点を展示。ことしの干支「辰」にちなみ、竜をちぎり絵で表現した約4メートルの大作もある。

大崎・登米のボランティア交流

 「大崎市・登米市ボランティア交流会」が2月29日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで4年ぶりに開かれた。両市のボランティア団体や社会福祉協議会職員など約120人が親睦を深め、活動への意識を高めた。大崎市ボランティア連絡協議会と登米市ボランティア協会が、交流や協力体制の強化などを目的に2012年から実施。新型コロナウイルスの影響などがあり、今回で8回目。交流会では、登米市石越地区で送迎支援を行っている「いしこし助け合いサービス」の佐藤豊子代表と役員らが、寸劇を交えながら活動内容を紹介。その後、両市がコロナ禍で取り組んだボランティア川柳の発表とグループディスカッションを実施。グループディスカッションでは、両市混合の12グループが「コロナ禍でのボランティア活動」「これからの活動」をテーマに意見交換。一人一人の考えや思いを、メモを取るなどして熱心に聞き入り、活動への意識を新たにしていた。

映画「最後の乗客」8日から一般公開

 東日大震災被災地のその後を描いた映画「最後の乗客」が8日から、仙台市のチネ・ラヴィータ(Bivi仙台駅東口2階)で上映される。主演は元AKB48の岩田華怜さん(25)=同市出身=。監督の堀江貴さん(52)=同市出身=や撮影者の佐々木靖之さん(43)=美里町出身=ら宮城県出身者が中心になって県内でロケを行い、海外の映画祭で各種賞を受けた。2月29日に先行上映会が同館であり、堀江監督が被災地への思いを語った。