全国大会出場曲など披露
大崎市鹿島台小ブラスバンド(部員数25人)は24日、鎌田記念ホールで「ありがとうコンサート」を開いた。現チーム最後となる息の合った迫力ある演奏と演技で、マーチングバンド全国大会や学校行事で演奏した曲を地域住民に披露した。同バンドは1980年に創部した、市内唯一の小学生ブラスバンド。大会での審査も務めるマーチングバンド作編曲家、阿佐美圭祐さん(栃木)の指導を受けながら日々技術を磨いており、本年度はマーチングバンド全国大会3年連続出場を果たした。コンサートは2部構成で行われ、第1部はステージで校歌やアニメ、Jポップなど11曲を演奏。第2部は、メインアリーナに移動し、本年度の全国大会出場曲「大海原への挑戦~帆船アルカディア号の初航海~」をドリル演奏で披露。親の会が手作りした船乗りの衣装を身に着けた部員たちは、大海原に出航する船や海の様子を生き生きと表現。一体感ある演奏力とパフォーマンスで観客を魅了した。
涌谷でミュージックフェス
県北部の小中学校と高校の吹奏楽部、音楽部、社会人吹奏楽団が共演する「とおだミュージックフェスティバル」(実行委員会主催、大崎タイムスなど後援)が25日、涌谷町涌谷公民館で開かれた。合わせて約90人が学校や学年の垣根を越え、息の合ったハーモニーを響かせた。コロナ禍で限られた、大人数での合奏や聴衆の反応といった演奏会ならではの喜びを子どもたちに感じてもらおうと、昨年に続いて開いた。2回目の今回は初参加の4校を含む7校が集まり、涌谷第一小マーチングバンドの演奏で幕開け。行進曲やアニメソングなど8曲を奏でた。遠田郡出身者らでつくる和太鼓やラップの邦楽ユニット「サムライアパートメント」が友情出演し、盛り上げに一役買った。立ち見を含めて会場を埋め尽くした約170人の聴衆。最前列の演奏者との距離はわずか1㍍ほどで、迫力ある演奏に静かに耳を傾けていた。
8月に女子バレー大会
大崎市古川総合体育館リニューアル記念バレーボール大会実行委員会が26日に設立され、8月4日、同体育館で古川学園高女子バレーボール部、Vリーグ女子のリガーレ仙台(V2)などが参加する招待試合の開催を決めた。設立総会が市地域交流センター・あすもで開かれ、会長に古川体育協会の千田清憲会長を選出した。記念大会に招待するのは古川学園高、リガーレ仙台のほか、本年度のインターハイと国体を制した東京の下北沢成徳高女子(予定)、大崎市姉妹都市・富山県黒部市のV1「KUROBEアクアフェアリーズ」。午前中に高校生、午後からVリーグチームの対戦を行う。運営経費は入場料のほか協賛金、寄付金を募り確保する。実行委員会は市や古川体育協会、市バレーボール協会、古川商工会議所などの代表者24人で構成。事務局を古川総合体育館内に置く。
「先輩方築いた歴史を」
ことし発足60周年を迎えた大崎市古川の「志田東部老人クラブ東寿会」の定例会が16日、古川志田東部コミュニティセンターで開かれ、会員らが記念事業の開催に向けて意気込みを新たにした。同会は、老人福祉法の制定間もない1964年に結成し、翌65年4月に正式発足。毎月の定例会やパークゴルフ、同センターのボランティア清掃などを通じ、高齢者の健康保持や交流を目的に活動してきた。この日は78~96歳の会員と志田地区公民館職員計15人が集まり、60周年記念事業の日程やアイデア、発行を予定している記念誌への寄稿について意見を交わした。
鳴子温泉と岩出山で移住体験会
大崎市で起業を考えている人のための「移住体験会」が24、25の両日、同市鳴子温泉と岩出山の両地域で行われた。参加者は温泉や観光を楽しみながら、両地域で活動する先人と情報交換した。おおさき移住支援センターが行っている取り組みで、本年度5回目。起業や地域おこしに興味がある市外の人を招き、カフェの出店者や地域おこし協力隊らの活動を紹介。起業のきっかけや仕事を続ける具体的なコツなどを伝えた。このうち岩出山の建築事務所スタジオシンクロール代表、渋谷大輔さんは、3月オープンする同地域初の民泊施設「浦小路ハウス」を紹介。空き家が目立ち、宿泊場所がない同地域の課題解決を目的に、築約50年の空き家をリフォームした。鳴子や古川よりも安価に宿泊可能で、時間貸しも行う。渋谷さんは「イベントや冠婚葬祭に伴う宿泊、休憩など、需要はある。泊まる場所が増えれば近隣店舗の利用も増え、街がもっと面白くなる」と述べた。
一層の活躍誓い合う
中学の硬式野球チーム「宮城仙北ボーイズ」の創立10周年記念祝賀会が23日、大崎市古川のグランド平成で開かれた。日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)の関係者、高校野球や少年野球チームの指導者らが出席し、チーム設立からの歩みを振り返り、一層の活躍を誓った。宮城仙北ボーイズは2012年3月に設立し、ボーイズリーグに加盟。同市古川の江合川河川敷のグラウンドや古川北宮沢の屋内練習施設で活動している。選手は大崎地方のほか県外からも加入し、現在50人(中学2、1年生)が在籍している。これまでチームを巣立ったのは約100人。同連盟が主催する日本少年野球選手権大会に6回(19年にベスト4)、春季全国大会に3回出場を果たし、関東や関西などの甲子園常連校や、東京六大学など強豪大学に選手を送り出した。新型コロナウイルスの5類移行を受け、見送られていた祝賀会を開催。関係者約200人が出席した。
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