年賀状の仕分けピーク
年の瀬を迎え、大崎市の古川郵便局は年賀状の仕分け作業に追われている。同局によると、今週から年賀状の投函が急増。年内最後の日曜日となった24日に作成した人が多かったためとみられ、官公庁などが仕事納めとなった28日以降、さらに増えているという。局員は約1時間ごとに年賀状専用ポストの中身を回収。新仙台郵便局で機械区分するため、年賀状の向きをそろえたり、普通のはがきが紛れ込んでいないか確かめたりしている。新仙台郵便局から届けられた年賀状のうち、文字のかすれやシールによるデコレーションなどが原因で機械区分できなかったものは、手作業で仕分け。誤配、遅配を防ぐため昨年から機械を通したものも人の手で再確認することにしており、多くの局員が作業に当たっている。
和やかな中にも熱気
「親善クリスマス卓球大会」が25日、大崎市古川高倉地区公民館ホールで開かれ、同館で活動する卓球サークルメンバーと同館職員が白熱した試合を繰り広げた。卓球サークル「卓球くらぶ」は、同館が主催した卓球講座の参加者たちで2019年に結成。現在13人が在籍しており、毎週月曜日に約2時間、古川西小中卓球部外部講師を務めている大内正さん(岩出山)の指導を受けながら楽しく取り組んでいる。親善大会は、同館と共催で年1回、新春またはクリスマスの時期に実施。この日はメンバーと職員計16人が出場。2チームに分かれ、シングルスとダブルス計5試合を行った。メンバーは70代男女が中心とはいえ、卓球経験者も多い同サークル。昔取ったきねづかでサーブやレシーブの随所に技術が光り、激しいラリーも展開。チームの仲間も拍手や声援で試合を盛り上げ、和やかな中にも熱気が漂っていた。
現職教員が無料学習会
「満点。素晴らしい」「この問題を解くポイントはここ」-。現役小学校教員による小中学生対象の「無料学習会」が、大崎市古川李埣の李埣集会所で週2回開かれている。公務員は副業が禁じられていることからボランティアで、こうした取り組みは珍しい。開設から1年半が過ぎ、アットホームな雰囲気で子どもたちが学習意欲を燃やしている。主催しているのは李埣地区生まれで、田尻小教務主任を務める今野剛義さん(53)=同市古川旭=。古里に貢献したいという強い思いを胸に学習会の会場を探していたところ、同集会所を借りるめどがつき、昨年5月、開講にこぎ着けた。開催日は水曜午後7時~8時半と土曜午前10時~11時半。教科は主に算数と数学、英語で、子どもたちが持ち寄ったドリルを解いてもらい、今野さんのほか、趣旨に賛同する地元ボランティアの男性が採点、サポートしている。
干支描いた御朱印
涌谷町の黄金山神社は来年1月1日から、干支「辰年」にちなみ竜を描いた御朱印を数量限定で頒布する。4年目の取り組みで、ことしは「双龍」として町内のデザイナーが描いた2種を用意した。一つには、幼児の成長と健康を願う黄金色の麻柄を白地に描き、右下に縁を表す円をデザイン。もう一つには、若手神職のはかまに使われるあさぎ色の下地に松竹梅を配置し、初心を忘れず日々の暮らしを大切にしてほしいという思いを込めた。
県北10大ニュース
大崎タイムスが選ぶ2023年「県北10大ニュース」が決まった。トップは大崎市役所新庁舎の開庁。以下、東北初のジビエ食肉処理加工施設完成や今夏の記録的暑さ、春高バレーで23大会ぶり栄冠を手にした古川学園高などのニュースがランクインした。
障害者雇用 県内の企業 過去最多
宮城労働局は25日、県内の民間企業と地方公共団体の障害者雇用状況を6月1日現在でまとめ公表した。それによると、企業による雇用数、雇用率はともに過去最高を記録。一方、公的機関のうち「法定雇用率」を達成した割合は前年に続き全国平均を下回った。対象企業1624社(前年同期比9社増)に雇用されている障害者は6752・5人(同275人増)で、14年連続で増加。雇用率は2・29%(同0・08㌽上昇)だった。法定雇用率を達成したのは全体の51・1%(同0・9㌽上昇)で、全国平均の50・1%(同1・8㌽上昇)を上回った。公的機関では、県の対象2機関(県、県警本部)職員計6112・5人(前年同期比125人減)のうち障害者は190・5人(同17人増)で、雇用率は3・12%(同0・34㌽上昇)だった。市町村など51機関のうち法定雇用率を達成したのは34機関で全体の66・7%にとどまり、全国平均(77・6%)を下回った。
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