2023/12/29


家にサンタがやって来た

 大崎市古川第四小児童の保護者や卒業児童の父親でつくる「古四小おやじの会」(会員数20人)はクリスマスイブの24日、サンタクロースなどに〝変身〟し児童にプレゼントを届けた。事前に預かったプレゼントを希望した家庭に届ける取り組みで、ことしで10年目。この日は午前中に13人分のプレゼントを預かり、メンバー7人と同校の門傳久徳校長がサンタやトナカイの衣装を着て、午後6時から各家庭を訪問した。鈴の音を聞きつけて玄関へ走ってきた子どもたちは、サンタと対面しびっくり。プレゼントや菓子を受け取ると笑顔を見せ、「本当に来た」と喜んだ。「また来年も来てください」と、お礼の手紙を渡す児童もいた。

冬休みも健康な食生活を

 冬休みも早寝、早起き、朝ごはん-。大崎市古川高倉地区公民館(佐々木強悦館長)で25日、少年教室「冬休み・子ども料理教室」が開かれ、児童たちは夢中になって食事作りに挑戦した。生活リズムが乱れがちになる冬休みに、料理作りを通して健康な食生活などを学んでもらおうと、同館が企画。市健康推進課の栄養士と食生活改善推進員協議会高倉会が講師を務め、児童と同会員ら合わせて13人が参加した。メニューは、「韓国風ミニのり巻き」「スイートポテトサラダ」「白菜のスープ」にデザートのミカン付き。主食、副菜、汁物と、バランスよく栄養が取れる献立で、スイートポテトのサツマイモは、高倉っ子児童館で収穫した地場産を使用した。児童たちは、エプロンと高倉会からプレゼントされた黄色いバンダナを身に着けて調理開始。講師の指導を受けながら包丁で野菜を切ったり、サツマイモを調理器具でつぶしたりする表情は真剣そのもの。中には慣れた手付きで野菜を炒める子もいた。

 

各地で仕事納め式

 官公庁と大半の企業が28日、年内の業務を終えた。本年度は29日から来年1月3日までの6日間が一般的な年末年始休みとなる。1市4町(大崎、色麻、加美、涌谷、美里)の消防・救急、環境衛生、生涯学習などを担う大崎地域広域行政事務組合の仕事納め式も28日朝、同組合本庁舎であり、管理者の伊藤康志大崎市長が職員たちの労をねぎらった。伊藤市長は訓話で、ごみ焼却施設「大崎広域中央クリーンセンター」(古川桜ノ目)の整備計画完了、消防本部の有事に備えたさまざまな大規模訓練、組合野球部の県市町村職員野球大会初優勝など年間の組合事業を振り返り「いっそう職務に精励を」と呼び掛けた。

 

ビーガン料理の番頭いかが

 空き家を利用した日本式ビーガン料理の手作り弁当販売店「あっきーず/わいわいマルシェ」がこのほど、大崎市鳴子温泉地域の川渡温泉にオープンした。ビーガン食を好む外国人旅行者らの観光需要も見込めることから、玉造商工会などの支援を受けて創業にこぎ着けた。同店の料理は肉や魚、卵、乳製品を使わず、無添加。砂糖、ハチミツ、シロップ類の代わりに、雑穀入り甘酒やもち米あめなどで甘味を出しているのが特徴。雑穀と地元で取れた旬の野菜をふんだんに使った弁当(税込み540円、1080円)やおかず(同324円から)のほか、予約制でランチ(同1650円)も販売する。経営しているのは、元教員の遊佐明子さん(62)。定年退職後に日本式ビーガン食の普及を進める未来食アンバサダーの資格を取得し、創業準備を進めてきた。店舗は川渡温泉共同浴場の真向かいで、空き家となっていた夫の実家をリフォーム。地元住民が交流できるレンタルスぺースもある。

 

技能五輪胸張って報告

 愛知県で開かれた第61回技能五輪全国大会の建築大工職種に出場した東北職業能力開発大学校の住居環境科2年、菊地和真さん(19) が11日、川又政征校長に結果を報告した。入賞には至らなかったが「たくさんの人の支援を受けて、目標としていた技能五輪に出場できたことに感謝している。大変貴重な経験になった」と述べた。技能五輪は、国内の青年技能者(原則23歳以下)の技能向上のため1963年から毎年開かれている。菊地さんはことし2月に行われた県大会の建設大工の部で優秀賞を受賞し、全国大会出場を決めた。

 

インフルエンザ36%減

 県は28日午前、第51週(18~24日)の感染症発生動向調査週報(速報)を発表した。大崎保健所管内の定点医療機関10カ所からは、インフルエンザで合わせて376人の感染が報告され、前の週から約36%減。県全体も2割ほど少なくなり、2週連続で減少した。